祖母宅、納屋倒壊

携帯がまったく使えなく（圏外状態）なり、はや4時間。
※記事は送信予約

祖母宅は母屋が半壊、納屋が全壊、足が悪いのに猛吹雪の中、杖を探す暇もなくサンダルで逃げ出したらしい。長靴はガラス片が入りはけなかったみたい。とりあえずコミュニティセンターに身を寄せている。区長さん以下による炊き出しもあるようなので、ひとまず安心。
ほんと震災害で学ぶことは多い。燃料が確保出来ないと夜間に電気がない中で、暖も取れないし車も動かせない。昨夜はたまたまガソリンは入れられたものの、今日は50台以上並んで一瞬で売り切れちゃってる。この手段は必ず確保しないといけない。
まずバイクも車も持ってないってのは災害時にはオワタフラグ。
それは分かった。

ラジオによれば福島原発で放射能漏れだとか。セシウムがなんちゃらとか。これね、リアルにサバイバル。都会の電力消費を賄うために地方の人々に危険を負わせてることを都会の人は認識するべし。

いつになったら電気が使えるんだろうか。

大規模規制？

DOCOMO携帯はしばらくみんな圏外表示。
いよいよサバイバルに突入？

信号が点かないので交差点は空気読んで通過。
たばこを買おうにも自販機は全滅、しかし昔ながらのたばこ店は営業していた。
スーパー・コンビニは無料配布っぽい感じ、そもそもレジが…
余震は震度4弱が数分おきに来ている状況ですが、
人間こわい。慣れちゃって震度当てとかやっちゃう。

とりあえず記事は送信予約にして、いよいよ田尻の祖母の家に向かう。
ここは震度7を記録した栗原市の隣。

モヒカンヒャッハーにだけはなってて欲しくないなあ。

大崎市の復旧状況

水道は復活したものの、濁り水。しかし汲めるだけ汲んでおこう。
区長さん達の各戸への声かけが信じられないくらいの安心感。都会で孤立したら不安だろうなあ。友達って大事だね。

大崎市の被災状況

津波と火事がなかっただけでほんとにありがたい。
余震が続いていますが、今夜の寝る場所を早急に作らなければなりません。
倒壊した祖母の家までは道が分断されていて到達出来ません。
目の前の景色がすべて夢であって欲しい。

被災地の朝

3分おきに余震が来ます
オチオチ横になれません

なんてナイトヘッド

こりゃひどい…
3分おきに火を付けたり消したり。寒い…
こたつもダメで…

到着

大崎市の伯母宅に到着
道中みなさんの温かいコメント、ありがとうございました。
山形～宮城は信号が一つもありませんで…苦節6時間ってところでしょうか。
今のところ目立った損害は見当たりませんが外気温は氷点下5度です。寒い…
続報はあらためて。

始まった

鳴子温泉郷に入りました。
車体周りをチェックしたらすごいエアロ…

写真を撮っている間にも余震きた
正直怖い、大崎市街に向かうことが

R347で最短か、無難なR47か

交通情報が欲しくて付けているラジオがまともに聴いてられない。知ってる馴染みの地名が次々と出てくる。国道なのに明かりがひとつもない中をひた走る。4階まで浸水して5階で避難を待ってる人がいる。食料にも窮しているらしい。なんてなさけなくて無力なんだろうか。道の駅むらやまを通過。47号線が通れるのかもわからないが、そこへ行くしかない。気をきかしたラジオから流れる歌の数々、白々しいのに、泣けちゃってる。
country roads take me home
to the place i belong
west varginia mt.mama
take me home
country road
雪がひどい上に路面は完全にアイス、街灯も信号もない。轍がない白い国道をナビに頼って走る。2車線だと思ってたら対面通行だったり、信じられないことばかり。急ぎながらも持てる技術すべてを使ってタイヤをコントロール。尾花沢市に入った。

ここで朝を待つか、進むか。頭痛い。

燃料復活

普段いかに物事を注意深く見ていないかを実感。こんな時間に働いてくれてる人に感謝しないわけにはいかない。当然お金は払いましたが、水を2Lばかりお渡しさせていただきました。入れ終わって後ろを見たら30台近く並んでた。運良くほとんど並ばず給油できた。航続可能距離が一気に復活。あとは峠越えのみ。残り92km！

北へ

仙台に住む友達と連絡が取れた。ライフラインは全滅、津波が襲った名取では死体が200体以上あがってるとの情報が。かーちゃんは来なくていいと言うものの、それでいいわけないじゃない！13号は停電で信号も街灯も皆無。閉まっているスタンドに並ぶ人々。ノートの燃料残量は半分ちょい。宮城まで行けても燃費が伸びないので帰れない量と予想。おまけにラジオでは山形と宮城を結ぶ47、48、286号が閉鎖されているとかいないとか。モンベルがあるのでエンジンを停めて朝まで待つことも出来る。安全でかつ確実に宮城に入るために細かく神経を張り巡らす。こういう災害を生き抜くのはサバイバル。運も味方にしていく！もうすぐ上山だ。なんとかガソリンを入手しなければならない。交通量も多く、様々な危険と可能性がそこにある。

東へ東へ

山形は一部停電らしい。AMを見直した。ということは給油タイミングに慎重さが必要ということ。宮城のスタンドには期待しないでおこう。これが夏でバイクならもう宮城にいるはずなんだけど。水、食料、ガスは持った。足りないのはなんだ？！今行かなければきっと後悔する。余震で不安な夜を過ごす家族に安心感を与えたい。しかしまず辿り着けるか、だ。かつてない最悪な条件下、東に向かうことしかできない。山形から宮城に入るルートは数少ない。うち、仙台を外した新庄から鳴子を抜けれればあとはなんとかなる。予想しない通行止めがないことだけを祈るばかりだ。仙台ナンバーのビッツがテカテカの路面で速度を上げて抜いていく。いつもならゴングだが、今夜は違う。ずっと胸が痛い。みなさんから心配していただいてメールが入ってますが返せません。でもちゃんと届いてます。ありがとうございます。ブログに細かく印していきますので返信の代わりにさせてください。

JUST GO EAST FASTEST

これから東へ向かう
過去最高速度でキャンプ道具をまとめた
向かわない理由はない
もうね、涙が…