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2011北海道ツーリングレポート-PART4 [2011北海道-Hokkaido touring]

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<DAY5>知床の朝。
道東は寒い。立ち止まっているか、車で移動しているなら、なんとなく夏って言われれば夏。
でもバイクで走ると道東は一番暖かいはずの7月でも「冬」
キャンプもそう。モンベルの#3くらいを持っていないと朝に寒くて目が覚める。
徳ちゃん#5だったけど大丈夫だったかな~?しっかり着込んで寝れば大丈夫だけどね。
IMGP1016.jpg
まずは朝飯から。こちら昨夜道の駅で仕入れたウニのおにぎり(400円)
素材がいいとつけあわせなんてただの味噌汁でOK!ウニの味を殺さないようオカズも不要。
これがなかなかのお手前でありまして、サイズに見合ったウニが搭載されていて満足!
羅臼の道の駅のおにぎりはオススメです。ちょっとお値段が張りますが、上等上等。

1泊2日のキャンプではないので、撤収して出発を早めるためには料理している時間はない。
北海道であればセイコマがあちこちにあるので、無理して朝の料理に精を出す必要もない。
セイコマのホットシェフは神ですからね。すじこのおにぎりなんて内地じゃ絶対に食べられない。
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参考画像

そうそう、ここのキャンプ場もちゃんと説明しておきましょう。
国設羅臼野営場、数多あるキャンプ場の中でもかなり上位にランクインする。
徒歩数分には熊の湯があり、野生動物が野営場内を徘徊しているなど、野性味もある。
なによりオートキャンプができないのがイイ。チャラいキャンパーが排除されていてイイ。
ただし駐車場でキャンピングカーで寝る場合も有料みたいです。トイレと水場を使いますからね。
街まではバイクで10分下ると羅臼の市街地、セイコマも道の駅の飯もあり、便利です。
トイレは洋式もあって設備は最高。何より動物に匂いがいかないよう施設も立派。
これは冬に雪が降るシーズンにも泊まってみたい(無理か!?)

大きな地図で見る
今日のルートは350kmを想定、当初日高まで行く予定だったので移動距離は最も長大。
当初予定では500km予想、完全に無理があるルーティングだったかもしれないw

名残り惜しくも野営場を後にして知床半島、東側の海岸を走る。とにかく寒い。
でも寒いのを感じられなければ分からないものもあった。羅臼昆布の香りだ。
ちょいちょい鼻腔を通り抜ける昆布の香り。高級料亭の香りです。走りながら感じられる。
これが車だったりバスだったりしたら感じられないもの。
匂いも旅の印象を強くする重要なファクター。もちろん牧場の・・・(自粛

羅臼漁港を右手に見てセセキへ向かう。
こちら満潮時には海に沈む温泉。完全に秘湯中の秘湯。数年前に運良く入れたが、
その開放感たるや最高のもの。国後を望むロケーションで海と一体となって温泉に浸かれる。
個人所有とのことで、入るためには一言声掛けが必要なので入る方は注意してください。
以前は無かった「入湯可能時間」の看板があったりして、ちょっと利用しやすくなったかも。

今回は朝早いし、準備中だったのと、仮に入れても絶対湯冷めしちゃうので残念ながらパス。
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自分は寒さもあって、セセキの駐車場でたばこをくゆらせている間、
徳ちゃんは知床の「行けるところまで行ったぜ」を達成すべく相泊へ。
相泊の一番先は私有地のようで、あまりそれっぽい看板もなく拍子抜けだったようだ・・

知床半島を楽しんだ後は根室方向へ走り出します。
道中には少し内陸に開陽台北19号ミルクランド、風光明媚な観光地が多くありますが、
今回は当方の「厚岸行ってみたい」のわがままに徳ちゃんに付き合ってもらう。

さすが道東でも屈指のハイスピードエリア、三桁ジャストで流していても
釧路ナンバーのランクルが4台抜き、5台抜きでオーバーテイクショー。
抜かれる方もどこまでも直線みたいなものなので安心して抜かせられる。
かと言って自分達はあそこまでえげつない抜き方はできないっすよ・・ポイントが分からないですし

R335国後国道を南下して根室方向へ進む。
渚100選のトドワラは往復で1時間食うので今回は見送り、左手に見ながらTHRU(涙
野付岬を見て道道363号線で内陸へ。春別川に沿って進む。のどかな風景をひた走る。
道道8号線から別海の交差点で一時的にパイロット国道へ、そして約4kmで道道128号線へ。
8号線は工事中の部分があってちょっとしたダートもあったが、全く問題ないレベルだった。


寒さ以外にストレスがまったくない直線をのどかに走り抜ける。
その後霧多布岬へ到達すべくなぎさドライブウェーへ。この頃は寒さのピーク。ホント寒い。
海から吹きつける風も冷たく、雨はらないものの、曇り空はかなりの体温を奪っていく。
海岸線がオススメ道路となっていたが、寒さに負けて内陸に入りR44根釧国道へ戻る。。。
霧多布岬は寒くて先端まで行く元気が無くちょっと残念なきもちを残してしまった。次回リベンジ!

R44根釧国道はまさに恐怖。「いかにもハンティングしてます感」が半端でない。
まっぷるでもスピード注意が喚起されているが、地元ナンバーも比較的速度抑えめ。
+20で流れてはいるものの、道道のようなパワー勝負の速度域にはならない。
ちょうど腹が減ったところでyurnetのわがまま、厚岸に到達。
道の駅厚岸グルメパークはちょっと国道の裏手にある。
ここはPCの電源が常設、受付嬢がいる時間は携帯等も充電をお願いできる。
ただし当たり前の礼儀で食事をするかおみやげを買う必要があるのは言わずもがな。

厚岸といえば牡蠣、オイスターマスターとしては立ち寄らないわけにはいかなかったのです。
そしてここでいただいたのは「牡蠣豚合戦丼」じゃらんグルメランキング1位とのこと。
まぁそういうので有名になるということはそれなりのマーケティングあってのこと、
そんなに驚くほど味が良かったわけではなかった。むしろ「厚岸で牡蠣を食べた」満足感の方が大。
当然マズくはない。おいしいんですよ、ただ季節のものなのか疑問で・・・
たしか牡蠣は冬の食べ物だったような・・・
松島の牡蠣祭りはたしか寒い時期だったような気がしたなぁ。

昼食後、再び走りだす頃には14時を回ってしまっていたので、先を急ぐ。
途中、ちょっと見てみたかった釧路空港を見て再び国道へ戻る。
道北から道東を回ってきてから釧路に入ると大都会すぎて驚く。二車線や三車線なんて
どこを走っていいか分からないし、忙しなく続く交差点や分岐に完全に頭が付いて行かない・・

そう、そして今夜の宿は日高にあるムーミン日高ライダーハウスを狙っておりました。
おみやげも積んできておりました。しかし遅れそうなので念のため電話を入れてみると・・・・
今年(2011年)は都合により休業しています」とのこと。
でもちょっと突っ込んで聞いてみたらオニーサンは病気したわけとかじゃなくて、別の理由らしい。

残念無念だが、ここはキッパリ諦めて次の出会いを探してライハを探す。
すると釧路から90分圏内の池田にライハがあることが判明、行ってみて判断しよう!となり、
釧路から白糠~浦幌~豊頃を通るR38十勝国道を西へ向かうことにする。
ガソリンを補給している最中、取り締まり情報を聞いてみたらR38西行き
38号ラーメンの看板があるあたり音別のあたりが取り締まりスポットらしいとの談話。
実際にそこを走ってみたら、周囲の地元ナンバーもきっちり減速していたが、
当たり前の40~50km/h制限の場所だったので、法令遵守モードの我々には隙はない。

・・・と思った矢先、上厚内(かみあつない)のあたりで対向車から猛烈なパッシング。
3台中2台はパッシングをくれる素晴らしい助けあい(笑
内地では全滅した「パッシング文化」です。同じ道路を走る仲間感が強まります。
内地だったら対向車の速度を見て「あ~あいつは逝ったなw」的に他人事で終了。
当然それが自分に跳ね返ってくる可能性も同じ確率になる。あはれなり。
もともと法定速度近辺だったので問題はなかったのだが、漫然と走ってたら危なかった。
ここの取り締まりスタイルは道路脇に停めて速度測定ってパターン。
西行きからはモロ見えでも東行きからはほとんど見えない位置。気がついたら測れてる。
この「ちょっとした側道とか隙間でさっくり速度取締り」が怖い。
制限速度FREE-ZONEだったら間違いなく召集令状、赤紙が届いてしまう。
今回はパッシングをくれた皆さんに感謝、さ~て心機一転飛ばして行くぜ!!

・・・と思った矢先、新吉野の直線、対向車に鼠色王冠が
頭上を光らせてカクーホしてる最中じゃないですか。あぶにゅー。油断大敵二桁国道

そんなこんなで刺激的にたどり着いた池田町。ここはドリカム吉田美和の地元らしい。
地元には2億円をかけて建設された通称ドリカム御殿があるらしい(見には行かないが)

池田ワイン城を右手に見てメインストリートを行く。すると左手に一福ライダーハウスの文字。
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都会人たる生活水準」をコーティングしている人には無理でしょう。
この外観でそういう類の人間を避けてもらえてるのかも。IMGP1035.jpg
ライハの向かいには申し込みをするオーナーがいる飲食店。
駐車はここにすること。となりの美容室や歩道に停めるとすぐに美容室から苦情がくるw
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布団ばっちり!電源ばっちり!ソファばっちり!
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談話できる茶の間ばっちり!外見で判断できない最高の内装じゃないすか。
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使い勝手はどうなのか、ベッドもあります(使わなかったけどね)IMGP1036.jpg
洗面所、冷蔵庫、荷物置きの棚、こりゃ完璧すぎる。これで1泊300円って神だね。
もう一度言っておきますね、これだけ設備が揃って泊まれるのに、1泊300円ですよ?
ほんとライダーだけじゃなくて旅人を気遣う北海道の人々の優しさを心から感じます。
当然の流儀で晩ご飯はオーナーのお店でいただくことに。(セイコマ徒歩2分だが)
ラーメンとおにぎりをお願いしたら会計880円
「宿泊代も一緒でお願いします」と言うと耳を疑うことに。「一緒だよ、宿泊代込み!」
え??宿泊費と飲食費で880円?!なんという・・・(涙)感動です。

IMGP1038.jpg
晩飯の後は風呂へ。セイコマ・温泉・スタンド、
すべてが徒歩10分圏内に収まっているってのはありそでなさそなグッドロケーション。
池田清見温泉へ。なんでしょうこの泉質、最高です。詳しくはWEBで!(横着w

温泉を楽しんだあとはセイコマで酒を買って茶の間でゆっくり。
池田ワインをガブ飲みしたら眠くなっちゃって本日終了となりました。

この日、万Gは屈斜路湖でキャンプしているという情報を仕入れたので
道東と入れ違いになっちゃったな~なんて思っていた、そして・・・PART5に続く。
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