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2011北海道ツーリングレポート-PART5 [2011北海道-Hokkaido touring]

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<DAY6>
旅も終盤に差し掛かる。今日は池田を出発して富良野までたどり着けばよい行程。
距離的には200km程度であり、道中でもっとも余裕がある日程。午後は富良野観光に費やす。

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起床すると、天気はこれまた最高、快晴。洗濯物を干したり、文化的な朝を過ごします。
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キャンプ道具の大半をyurnetが面倒を見たので、徳ちゃんは服が大量。
下着もTシャツも毎日変えられる余裕を確保している。(ハイここ突っ込んでいいところですよ)

ここで屈斜路湖方面の道東にいるはずの万Gより電報が届く。「ヨウヒトデ、シキウフラノコラレタシ
およよ、これは一体何があったのでしょうか。どうやら富良野のライハで怪我をしたライダーがいて、
そのライダーの手助けに人手が必要とのこと。役に立てるのであれば行かないわけにはいかない。
遅かれ早かれ、今日の予定は富良野観光がメインになるため、徳ちゃんと一時的に離別。

ゆっくり帯広方面を観光して十勝平野を満喫して来る徳ちゃんを尻目に池田より道東自動車道へ。
この高速は今年2011年秋には占冠あたりをつないで一気につながるらしい。
最終的には釧路までつながるとのことであり、道東へのアクセスには欠かせないものになりそう。
交通量だのインターステートハイウェイだのアウトバーンだのくだらねぇことは言うな、
道路は整備されていた方がいいに決まってる。理屈ばっかりコネるんじゃねえ!ゴミンス!

北海道では走ってる車より鹿の方が多いと揶揄(やゆ)されるほど交通量は少ない。
特に道東は高速と一般道の速度の差がほとんど無いからである。
しかし合法的に制限速度が引き上がってるのは急ぎたい時には非常に便利。
北海道で有料道を使う場合には元を取らなければならない。平均速度も内地より+40くらい。
今日は急いでいるのである。これは有効に使わせていただこう。
中型免許では辿りつけなかった領域で巡航し、池田からトマムまで瞬殺で終わらせる。
大人の遊び場ことカンエトゥトゥンネルより長い見晴らしのいい直線をワ~イドオープーン~ ほぁ

トマムからは幾寅峠道道1117号線で北上し、再びR38へ合流。
1117号線はいいワインディングが続くが、視界が狭く速度を上げるには恐怖感が伴う。
R38樹海峠、ここもまっぷるではスピード注意が喚起されている。天気も最高だし道路も広い。
ぽっぽやの撮影に使われたという駅の根室本線「幾寅駅」界隈で給油&フラッグ回収休憩。
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写真だけ撮って特に何をするわけでもなくすぐ出発。
高速で稼いだ分、一般道ではおとなしく行くことにする。ここで朝飯を食ってないことに気がつき、
道の駅南ふらのにて軽く胃に入れておくことにする。コレダ!
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白とうもろこし。300円もするが、この甘さは初体験のシアワセ度!
野菜って何でもそうですけど、本当においしい野菜って甘いんですよね。むむむ。

ここの軽食露店は次回ゆっくりリベンジの必要ありとみた。露店脇にはラベンダー畑。
北海道といえばラベンダー、ラベンダーといえば富良野、というほど定番中のド定番。
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ラベンダーを眺めながらシャムシャム食べて再び北上を開始。
急いで食べる類の食べ物じゃなかった・・・後悔。。。明日のOTSUJIが心配ですw

R38で西達布川沿いを走っていると美しい畑と丘陵が現れたのでちょっとだけ立ち寄り。
仕入れたばかりの道央の黒フラッグを装着して記念撮影に勤しみます。芦別岳を背に。
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完全に自己満足のセカイに浸ります(笑

ここから富良野は約15分、すぐの距離。有名観光地ということもあり交通量は多い。

そんな折、前に重機を積んだトレーラーがいたので50mほど確保して流れに乗っていると
後ろからグイグイ近づいてくる観光バス。CBRの後方5mくらいまで迫ってくる始末。
ハンドサインで離れろを示すものの、まったく離れず車間を詰めてくる。
運転手マジ頭おかしい。前が詰まってるのが見えてるのに詰めてくるのは総じて・・・dq
教習所で習わなかったかな~??前の車が急ブレーキをかけても停まれる車間距離ってやつ。

人様を乗せて金もらうなら交通ルールは最低限のこと、危険回避も乗用車以上であるべき。
北海道で唯一イラッとした瞬間、観光地だから仕方ないといえば仕方ないが。
その後、ハイビームで更に車間を詰めてくるという暴挙に出たと同時にこちらは次で左折。

記念に最後に写真を撮っておいた。せっかくなので紹介しておこう。
キトウシ高原ホテルの大切なお客様を乗せたバスだったらしい。
客を乗せてあの運転はありえない。走る凶器の広告塔とでも表現しておきましょうか。
キトウシ高原ホテルのバスの運転手を筆頭にお客様への態度もそういったレベルなんでしょう。

ハイ、客を乗せてるのに、制限速度で走るバイクを煽ってハイビームで走る
キトウシ高原ホテルのバスちゃん。
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おっと、せっかくの北海道ツーレポがロードレイジで貴重な枠を割いてしまった・・・もったいない。

ということで万Gが待つという富良野の某ライハへ。予告していた10時きっかりに間にあう。
特に待ち合わせはしていないが、万Gが待っていてくれました。
ふと考えると万Gとバイクかつキャンプでご一緒するのはいつ以来だろうか。正直うれしい。
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拾ってきたもので創り上げたライダーハウス。
外観もさる事ながらロケーションも素晴らしい。富良野はキャンプの予定だったが、急遽変更。

ヌシみたいですが、ライハ業界で言われるヌシとは違いますよw
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ここは正直紹介したくないほど素晴らしい場所。オーナーさんや協賛している方々の
旅人への愛情を感じるライダーハウス。最新のまっぷるだと探せると思いますが、
とりあえず検索で引っかからないようにだけはしておきたいと思う。
INTO THE WILDという映画そのものの世界に浸れる。
かつてこんなに素晴らしい場所があっただろうか。最高の瞬間は夜に訪れる。

ここでFURANO-MISSIONを遂行する。ここに泊まっていたライダーさんが、チェーンを清掃中に
指を巻き込まれて怪我をしてしまい、入院が必要になってしまったとのこと、
万Gは荷物は運搬したものの、バイクは輸送できなかったみたい。たしかに戻る手段がない。
ということでyurnetの出番。知らない人の知らないバイクで富良野で万Gとツーリングという
かつてない斬新な構図。非現実な世界で更なる非現実(笑
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富良野の病院へ向かう図。ほんと不思議な光景・・・
病院でオーナーに面会を試みるも、面会時間は14時からということで断念。
結局会えずじまいだったが、仕方ない。ここは観光を優先させていただこう。時間がない・・・
帰りは万GのVTRに二人乗り。これまた不思議な絵でしたねw
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空はもちろん、表情もいい写真が撮れました。交差点待ちの何気ないワンシーン。

チェーン清掃のためにセンタースタンドを使ってもエンジンはかけてはいけません。これ教訓。
横着禁止!・・・とはいえ、包帯巻いた状態ではツーリングの続行には難があると思われるので、
北海道ツーリング用に仕入れたアクセルアシストを進呈することに。
ここまでかなり役に立ってくれた秀逸アイテムですが、プレゼント。
旅する仲間の役に立てれば本望。でも翌日からたった50kmで右手が痛かったのはナイショw

さてここから壮大なリベンジの始まり。5年前に初めて北海道に来たときには
なんと「北の国から」を知らないで来ていた。同行者が富良野を観光する間、
俺は一体何をしていたのか思い出せない。内地に戻ってから見た北の国からで大後悔したので
今回はその5年越しのリベンジでもある。北の国からのすべてを見て回りたい!そう思った。

昼すぎには徳ちゃんが追いつき、合流。まずは麓郷(ろくごう)へ向かう。
まずは「拾ってきた家」を見学し、ここで北の国からパスポートを入手に成功。
合わせて北の国から30周年記念のフラッグを入手。無料ってところがライダー心を分かってるw
拾ってきた家は北の国からも最後に近づいたあたりで結構無理やりな脚本でぶっこまれた
ある意味ネタ的な建物なので見学はそこそこに。

パスポートは羅臼でも入手できたが、時間的に手に入れることが出来なかったアイテム。
そのパスポートに沿って麓郷の町を歩いてみることに。まずはメイン交差点から。
とりあえず腹が減ったのでラーメンとみ川に入店。
店を選んだ理由はコレの再現である。しかし女性店員がノッてくれるとも限らないので自粛。
30周年記念に合わせておもしろいものも発見しました。即TADYさん用の土産に決定。
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子供がまだ食ってる途中でしょうがラーメン」まぁ、即買いでしたね400円でしたけど。

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で、いただいたのは北海道では邪道かもしれませんが、塩ラーメン・・・

腹ごしらえの後は中畑木材へ。これはちい散歩してる場合ではない。
今も木材屋さんとして現役で営業しているのが驚き(名前は異なるが)
ここからくだらない動画を撮り集め始める。のちほどGORO編動画で登場することでしょう。
業種こそそのままに、会社名は異なるものの、入り口の看板に「中畑木材」の看板はある。
30周年実行委員会(?)の策略に自発的に乗っかり、各地のスタンプラリーに燃える。

お次に向かったのは麓郷の森。美しい森に囲まれているものの、
ちょうど関西からのファミリーと同時に入ったため、森を通る風の音、鳥の声、
それらがすべてぶち壊しになる。遠くから聞くとチャイニーかと見まごうほど。
敢えて順路を逆に歩いて騒々しいファミリーを避けることに成功。
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いつか見た老酒さん的な写真を撮っておくw
ちょうど建物の中にGORO-KITがあったのでこれは着ないわけにはいかないですね。
近くにいたカップルもドン引きで。
「じゅ~ん、お茶入ったっしょぉ~」
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森の中に小洒落たcafeがあったが、時間の都合でパス。

そして再び移動して石の家に到達。
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このあたりは完全に北の国からの世界観にひたれる。さだまさしが聴こえる・・
ここからは完全に再現モードに入る。他の観光客の目線が少々気になりますが定番を・・
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結婚式の帰りに酔いつぶれたGOROさん
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あの頃に帰りたいGOROさん
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もう飲まないとやってられないGOROさんwith男山

こちら一番最初の家を再建したもの。ドラマで使われた一番最初の家は台風だったかで
すぐに破壊されてしまったのでこちらはレプリカ。でもドラマシリーズを彷彿とさせる古臭さ。
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中に蛾が大量に入り込んでいたが、雰囲気が出てばっちり??
平屋なのに中二階があって、蛍と純が寝袋に入って学校のこととか話してる絵を思い出す。
このあたりはほんと自然の中で生きることの大切さと大変さをよく表してたと思う。
とくダネ!に出てる蛍を見て現実を感じる日々だが、GOROさんこと田中邦衛がなんとなんと
横浜に住んでいることが一番の驚きであった。全然都会じゃないすか・・・幻滅・・・
ドラマと分かっていてもGOROさんが横浜ってのは知りたくない情報だったかもしれない。。

富良野駅側に下りる道道253号線は北海道らしく無い狭さの道が続く。
ちょっと農道も走ってみたくなっちゃった草太兄ちゃんがSSでダートに入って行っちゃったっしょ~


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純と蛍が通った小学校にも立ち寄る。ちゃんとスタンプラリーの台もありました。
こんなに小さかったっけ?とかこんなに大きかったんだ!という発見は自分の目で見ると新鮮。

その後、温泉「ハイランドふらの」を経由してBUSへ戻る。陽が傾いてきた。
先に戻ってきた万Gが何やら腕をふるってくれるそうだ。
ふらのワインで漬けたジンギスカン。野菜も含めて地産地消なり。
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純ー、正吉ー、今夜はジンギスカンだぞ、思いっきり食うっしょお~
道中の野菜不足もそろそろ危険水域、爪の付け根がささくれてきている・・・ここで野菜補給に。
ロングツーリングは野菜が不足気味になるので、万Gにも我々にもちょうどいいタイミング。

このライハの素晴らしいところは薪が準備されているということ。
(※翌朝補給して出発するのは当然の義務です!使いっぱなし禁止は常識です)
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火の番人は徳ちゃんの役目。火おこしから始まって火の管理まで一気に習熟。

職場の同僚とバイク仲間が同時に存在する機会はそうそう無いものの、こうして
北海道という旅先でバイク、旅、ライハ、自然について語れる場はとても斬新で素晴らしい時間。
ついつい酒も進みます。昼の男山が気になっていたので今夜は酒で語りますよ~
火を見て正直になる」は北海道でも健在!
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管理人さんが常駐してるわけでもないのに、電気まで通していただいてるのはほんとありがたい。
すべての電子機器を一気に充電できる。無料のライハではあるが、電気代、トイレの汲み取り代、
そして施設の維持など、無料で立ち去るワケにはいかない。
寄付金ボックスがあるので、利用した方はきちんとお礼を入れましょう。これが暗黙のルール。
施設をずっと維持していくには管理側ではなくて利用者側の使い方に大きく依存する。
また訪れたい場所であり、何十年後も変わらないBUSであって欲しいと願うばかり。

見上げた空がこれまた素晴らしい星空で、まさに満天、木々に隠れた隙間からも星。
内地でも星は見えるものの、光が少なく視界全般が星に包まれるシアワセは何ものにも代え難い。
星を見てる合間にはふと視界を横切る小さな光、「ほ、ほたるゥ~
蛍まで現れて自然の素晴らしさとそのタイミングに北海道の懐の大きさを体感する。

楽しい夜はあっという間にすぎる。それは内地でも北海道でも変わらない。
比べたらちょっと北海道の方が早いかも(笑
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我々は前方のゴザにマットを引いて寝袋で寝ます。
万Gは後ろのベンチで寝袋を敷いて寝ます。IMGP1119.jpg
カチン、と裸電球を消すとふいに周囲を包む闇、そしてすぐ脇の清流の雨と聞き間違う音。
目を閉じて光速で落ちてしまう。余韻に浸る時間もなく残念ながら瞬殺されてしまった・・
最も語るにふさわしい時間のこの夜は、語るに惜しい夜となり、多くは語らずの最高の夜に。
おそらく北海道で最も(すべてが最もだが)素晴らしい夜は一瞬で過ぎ去ってしまったのである。

PART6 THE FINALへ続く。
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コメント 2

tmo

BUS晒し者(笑)

これねBUS側は相当焦ったと思ふよ。
てかそのままホテルへ通報しちゃえばいいのに!

by tmo (2011-07-29 17:44) 

yurnet3

>tmoちゃん
会社の看板掲げて煽るって職業的にどうなのかしら。
BUSは相当焦っただろうね、申し訳ないけど。
でもキタキツネが突然飛び出てきたらこんなもんじゃないっしょう!
追突されたら面倒なのでアクセルはいつでも全開にできる準備をして
ミラーを確認しつつなので、こちらも悪質っちゃ悪質ですが、
大きな観光地で交通安全を目指してるのに邪魔されたら鉄槌は必要かと。

ま、後はグーグル先生の検索で本家HPを上回るのを待つだけです。
by yurnet3 (2011-07-29 23:46) 

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