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トリコになってロール [アンジェラ・アキ-Angela Aki]

※LIFEツアーのセットリストを一部含みますので閲覧注意!
さんぽ・お散歩のおじさんのアルファロメオスパイダーの中で
ヘヴィローテーションされていたアンジェラ・アキの音楽と落語。
・・・数年前、前者に完全に持って行かれちゃったのである。

今宵はスポーツクラブも休みなので早くから出来上がっている。
今夜はアンジー愛について語ってみようと思う。たぶん需要はないと思うけど・・・
アンジーは1977年生まれ、自分とほぼ同じ年代なんですね。たぶん聞いてた音楽、育った時代、見てたテレビもほぼ一緒なのでしょう。ある種の境遇も、ね。でもリアル田舎生まれのyurnetには市外の高校に行くのも冒険だった世界で、アンジーはハワイに行ってその後本土に上陸しちゃうんだもんね、同じ世代でもこうも違うなんてね。やはり行動力の違いかな。もちろん育った家庭環境の違いはあるにしても、尊敬できる人生の先輩でもある。
まずズッポシ持って行かれちゃったのはHOME、その歌詞ね。


田舎育ちの人はわかると思うんですが、田舎で育つとテレビの中の世界や、本の中の世界は自分がいる世界とは違う世界に見えるんですよね、なんていうか~変わらない景色と、変わらないメンツ、これらに常に囲まれる閉塞感。言い方に語弊はありますが「田舎に閉じ込められる」って表現が一番近いかもしれないですね。30を過ぎるとその閉塞感が逆に羨ましくなったりしてますけど。
変わらない景色、星空を見ていた10代の頃のー将来に対する漠然とした不安、その思い出が一気に思い出されたのがこのHOMEなんですね。そして旅することを覚えた20代、がむしゃらにあちこち走り回りました。気がついたら10万kmなんて瞬殺、あっという間に30代に突入した。しかしすべてが新しく、田舎にいたら絶対に体験できないものばかりでした。バイク仲間を通じて知り得た新しい世界、新しい交友関係。その交友関係を嘲笑する人もいますが、自らを構築する正当性が体験に基づかないネットの記事や誰かが書いた本で構成されている人には他人の価値観なんて理解できないのでしょう。ああいえば上祐、こういえば揚げ足とりで屁理屈だらけ。人間的につまらない人も何人か観てきました。思いもよらない否定も受け入れて咀嚼して、そこに趣味を通じて仲間と呼べる人間がいて、その感動を共有できて初めて真の感動を得られるのではないかと思います。

そんな精神的に不安定だった時期にHOMEはズザザーッと滑りこんできたのです。
そこからアンジーにハマっていく速度はまさに尋常ならざるものがありました。
歌詞、曲、すべてにハマっていく自分が面白くもあり、新たな趣味に没頭していく自分も客観的に見ていて楽しいものがありました。そうこうしているうちにジェラ友ができて、ライブに行き始めたわけです。かれこれこれまで6回くらい?行きました。一番の思い出はやっぱり徳島の里帰りライブ。yurnetも1泊3日で駆けつけました。強行軍でしたが、アンジー5周年の記念すべきライブに参加出来たのは2010で五指に入る最高の思い出になりました。
(順位はまだあと2ヶ月、どう変動するか分からないモンね!フンフン)

そして5周年で満を持してリリースされたLIFE、そして川口からスタートしたLIFEツアー。
わたくしは川口+新潟でLIFEツアーは終了ですが、まだ武道館が残ってる!
今年は3回も生アンジーにお愛できて最高に幸せです。10代の頃には想像も出来なかったおっかけ的(昭和?!)な熱狂ぶりに自分でも呆れちゃいますが、田舎に住んでた頃の自分とは全然違うアクティブさに自分が一番びっくりしてるんですけどね。
某秋葉原アイドルじゃないですけど「手が届くアーティスト」みたいな距離感を感じさせないアーティストだと思うんですよね。ま、実際に半径10mを切ったことはないんですが、アンジーゾーンに入ったら不整脈で逝っちゃうと思いますけど。楽屋乾杯なんて当たったらたぶん失神して救急車で運ばれちゃうだろうな。

川口と同じセットリストだったのに、なぜか新潟で生歌聴いたら涙腺が崩壊したこちら↓

今夜もLIFEアルバムを聞きながら泥酔して気絶しちゃう。

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コメント 5

ヨシ

こんばんは。田舎者の自分も思わず考えさせられる日記を拝見致ました。
理解力、文章表現能力の足りない自分ですので難しいコメントは出来ませんが田舎者(失礼)からみた都会感?がうまく表されていて思わずその通りと叫んでしまいました(笑)
都会の方、田舎の方、どちらも無い物ねだりなんですね。どちらもそれぞれ便利な事、不便な事がありますね。

どちらの方も相手(仲間)を思いやる心はなくさない様に心がけたいですね~。
by ヨシ (2010-10-26 20:41) 

thief

個人的にはNOTEにCDを置いてくる事ではじまったと思ってます。
HOMEをふるさとって題名だと思っていたという話は笑いました。

プレミアムでガンバロー
by thief (2010-10-26 22:30) 

yurnet3

>ヨシさん
おっしゃるとおり、無いものねだりの子守唄なんですね。
アンジー聴いて心の扉を解放してくだしあ!

>thiefさん
気がついたらNOTEの中にCDが置き忘れられていたあの事件ですね。歌詞見ずに耳から入ったので未だに歌詞を間違っておぼえているものが多数ありますw
by yurnet3 (2010-10-26 23:02) 

SAY

同じく田舎出身で一度都会に住みまた別の田舎に住む者として
とてもゆるの思いを共感してしまったよ。
東北人って故郷に思い入れが強いのだろうか・・・
私は出たくて出たわけではなく、ただ単にやりたいことが田舎になかっただけで
でも都会に出たら1度田舎に帰ったら2度とあの閉塞的な世界から抜け出せなくなる恐怖みたいなのを感じていたのは事実。
給料のほとんどが生活費でなくなる日々でも
帰ることは選ばなかったもんなぁ。
ま、親に頼れないって境遇みたいなのもあったしねー。

アンジーですが、thiefさんの普及ブログに始まり、
ゆるやしんや君も染まった今
5周年記念に出たCDはとても興味が出てきた今日この頃であります。。。
手紙やHOMEぐらいしか知らないけど
深く知ったらはまりそうで知らないふりをしている私もいたりして。
by SAY (2010-10-26 23:36) 

yurnet

>あ・ね・ご!
田舎ってキーワードは深層心理にある大切な単語かもしれませんね。

旅して立ち止まって癒されるのは田舎の原風景ばかりで、都会の風景は人間の業の深さを感じるばかりだったりします。

はるぼうとひよりんの故郷は山梨、田舎があるのは生涯ずっと何物にも代えがたい愛すべきものなんだと思います!

今度アンジーファンのちょっと横に大きいお友達がCD持って行きますね!!
by yurnet (2010-10-27 00:13) 

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