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キャンプ考察なんちゃつて [キャンプ-camping]

that would change your life forever?

4月に転勤してきた同僚(後輩)が登山をやることが最近判明した。
フットサルで盛り上がっているところ、ちょっとした雑談でキャンプ話が出てきた。
「先輩はどんなキャンプしてるんですか?」との問いに対して、熱い思いをぶちまけた。

しかし返ってきたのは意外と冷めた答えだった。

「キャンプって基本的にテント張って寝るだけですよね?
飯とかは適当に乾物に水入れて火通してから食べて、あとは寝るだけだと思うんですよね。
キャンプってのは目的じゃなくて手段であって、登山では休息のための手段でしかないんです。」
下るために登るのであって、登るために下る。その過程にあるものでしかないということ。

この言葉に考えさせられることは実に多かった。

登山にしてもツーリングにしても宿泊が必要であれば宿、もしくはテントで夜を過ごすことになる。
いずれにしても持っていける荷物には量的限界があり(バイクはそれが人力ではない)、
軽量化を極めた登山ではそれは最低限の荷物になるのは必然である。

バイクでキャンプは宿泊のためのただのツールなんだろうか?ここからが自問自答・問題提起。
登山に比べて体力に影響が少ないので火器や快適に過ごすためのアイテムが持てる。
バイクで旅する人でもここは意見が分かれるところ。快適性を落として荷物を減らせば、
それだけ走行性能も上がるし、キャンプ道具以外の道具や装備なども積載できるようになる。
逆に、日常を離れた星空の下で寝る醍醐味を味わいつつ、そこそこの快適装備があれば、
キャンプの火を囲むような夜に、仲間と酒を交わし本音で語れる過ごす楽しみの一つになる。

キャンプ自体に何を求めるか、何が必要か、何がキャンプなのか。
最近布団に入ってから寝るまでの5秒間に毎晩考えている(しかし脳内討論が進まないw

宿泊費の節約にはなるものの、テント・寝袋・マットを揃えれば初期投資はなかなかのもの。
それに焚き火台やタープ、椅子まで出てくれば夜のメンズトークもバッチリOK!
林間学校の王道としてはカレー作ってキャンプファイヤーしてダンスタイム。
これをほとんどトレースできる装備を持つのが今の二輪でのキャンプスタイルである。

CB400SFからCBRに乗り換えたことで積載量が減るかと思ったら、そうでもないことが
判明し、初めて体験したキャンプから大して変化はない。何十回と重ねたキャンプでは
「重複するものはあらかじめ打ち合わせして荷物を減らす」ことはもはや常識となっている。
それは荷物を減らしたいのに、快適性は向上したいという矛盾も抱えている。

今のところ完全なソロキャンは想定していない。
でもソロキャンはほとんど火器も使わず、登山でやるキャンプと大差はない。
ということは、やはり複数でキャンプをやる際には
コミュニケーションするためのツールとして少しでも都会の日常に近い装備を求めるのであろう。
それがキャンプ場という空間に不足する何かをいつのまにか補っているのかもしれない。

最近はキャンプ場でもPCとほとんど変わらないネットアクセスができてしまう。
携帯電話がキャンプ場に入ってきたときの違和感みたいなものも先人たちは持っているのだろう。
今はスマフォがキャンプ場に入ってくることに違和感を感じ始めた。
頭ごなしに否定する訳ではないが、これだけ都会の日常に近い環境を求めているくせに、
アナログな環境を望んでいる自分のキャンプスタイルにも変な感情を抱いているのは事実。
電波が入らないキャンプ場のワクワク感は素晴らしい。残念ながら人口カバー率でいくと、
ドコモはほとんど電波が入らないという環境は見当たらない。
いわば、どこにいても現代のテクノロジーを手にすることが出来てしまう。
まずキャンプ場で電波を確認してしまうのはやはり携帯電話を手にしてしまった現代人の
情報から隔離されてしまう見えない不安によるものだろうか。情報はたしかに尊いものである。
たった一晩でも携帯が使えない夜があったりすると個人的に盛り上がってしまうのは
どうしてなんだろうか。キャンプに求める僻地感というか隔絶感が欲しいのだろうか。

今後はどういったキャンプスタイルになっていくのか、登山派とどういう話に展開していくのか。
キャンプを手段にするか、目的にするか、ケースバイケースではあろうが、
今後のスタイルはどう変化していくのか、自分でも分からないのでゆっくり考えていこう。
まぁVadoだの高機能デジカメをキャンプに持って行って今更何を言ってるんだこいつは?って
意見はまさにごもっともな話なんですが、常に違和感は持っているってことです。

映画WILD-HOGSで旅に出る4人が出発の時に携帯電話を側溝に投げ捨てるシーンに
影響されてるのは間違いないですね。(ピーター・フォンダが腕時計を捨てるシーンもねw)

本格的なキャンプシーズンインの前に変な話を持ち出して申し訳ないんですが、
キャンプの理想的な姿とか、方向性とか、こんな話もたまには面白いかなーなんて思いました。

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コメント 12

マスゲン

シンプルに行こぉ!

by マスゲン (2011-06-16 06:29) 

thief

登山している時に意味も無くビールを持ってきて山頂で
呑んでいる人もいます。そんな重いものを何で?思いました。
それぞれ意味があるのでしょう。

キャンプ場に来てテントを張り飯を作って騒ぎ、ゆっくり寝る。
翌朝、簡単に作って、7時には出発。僕のイメージです。
ベースにあるのは、映画スタンド・バイ・ミーであります。
焚き火でマシュマロとか、お話とかね。

そういったイメージを共有して今の形になったんじゃないんかな?
by thief (2011-06-16 07:25) 

SAY

元山岳部女子部部長だった私がやってきましたよ(笑)
私も登山中のテント泊はその後輩君と同じく
登山を続けて行く中での選択肢のない宿泊手段であって
それ自体を楽しむものではないって感じだったかなー。
夏の縦走登山なんて1週間近く山篭りしてるから
無駄な荷物は省きつつも、どんなメニューが日持ちしつつ
エネルギー補給できるか考えながらだからカレーライスなんて作った事なし(笑)
雪山登山だと、テントを設置する為に雪かきして土台をならして
雪で四角いブロックの壁作って吹雪をしのぎつつも
やっぱテント内に雪が入りこんでシュラフに雪が積もってた時があったので
夜中も交代してテントの周りの雪かきしたり・・・
と、登山中のテント泊は大袈裟にいえば命がけでした~~。
でもたまに花火持っていったり、こっそりアルコール持参したりと
高校生らしい楽しみ方はしたけど♪

だからキャンプ自体を楽しむようになったのは
バイクに乗ってからだなぁ~。
でもそれはそれで別の楽しみ方があっていいと思ったよ(^^)
登山みたいに次の日の体力を温存して早起きする必要がないから
夜のたき火を囲んでの語らいなんて最高だよね♪
ただ、登山する人達にとっては夜はすぐに寝て
朝の出発準備する時は他の登山者に迷惑かけないように
無言で音を立てず撤収する暗黙の了解があるから
やはり今後も住み分けは必要だろうねぇ~。
by SAY (2011-06-16 08:24) 

マイク

ソロツーリングライダーの私がやってきましたよ!(笑)
何故キャンプをするか?生きていることを実感できるからかな。
屋根がない空の下、ちっぽけなテントを張る。
雨が降れば濡れるし、夜になれば寒い。
水平線に沈む夕日を眺めながらご飯を作り、星空を眺めながら
ビールで乾杯。朝日を浴びて、起きだして朝食。
荷物を積んで、次の目的地に走り出す。
自然のリズムに合わせた生活、それを味わえるからキャンプをするのかな。いろんな楽しみ方があるので、奥が深いですね~。
by マイク (2011-06-16 19:24) 

とろろ

 日本の あちらこちらでテント張ってきましたが、その理由が未だに文字で表せない小心者です。
 2008~2009年に北海道をキャンプツーリングした時、岩尾内湖・チミケップ湖・然別湖キャンプ場はDOCOMO圏外でしたので、情報から隔離されたキャンプを楽しむことができました。
 商店すら無い離島に渡った時は、不安よりもワクワクが大きかったことが今思い返されます。
 アウトドアは生涯に渡って学び楽しみたいものです。
by とろろ (2011-06-16 21:06) 

yurnet3

>マスゲンさん!
余計なことは考えず即行動のそれが一番簡単かもしれませんね!
by yurnet3 (2011-06-16 23:40) 

yurnet3

>thiefさん
そうですね、過程を経て今の形になってるんですよね。
何がベストで何が不要かというのはそれこそ無駄な議論かも。
これまでやってきたキャンプは否定しませんし、素晴らしいものでした。
ただここで一つステップアップしたい気持ちもあります・・・
by yurnet3 (2011-06-16 23:47) 

yurnet3

>山岳女子ことSAYさん
雪山登山するような経験値の方から話を伺うと毎回面白いです!
RICEさんの話も毎度目からウロコです。
登山する人の暗黙のルール、とても興味があります。
ファミキャンや我々ライダーキャンパーはその不文律を犯してないか
たまに不安になります。夜いつまでも音量全開で騒いでたり。。。。
ハッと気がついたときには回りがだいぶ寝静まっていたってこともあるので
なるべく注意するようには努めてるんですが・・・
by yurnet3 (2011-06-16 23:52) 

yurnet3

>マイクさん
そうですね~自然を楽しむ手段ですね、キャンプは。
生きていることを実感できるのも、電子デバイスやらしがらみの環境から
解放されるがゆえですよね。ソロキャンも久しくやってないので、
静かに自分と語り合う時間も持ちたいと考えているところです。
シンプルなのも最高、豪華なのも最高、キャンプはいずれにしても
楽しいんですよね~。自然のチカラは偉大ですね!
by yurnet3 (2011-06-16 23:54) 

yurnet3

>とろろさん
おおお、日本一周してれば不毛の地もあることでしょう~
その携帯も通じないような環境にワクワクしちゃうのは
同じ気持ちになっていただけて幸いです。
隔絶感が欲しいのかもしれませんね、この複雑化した環境から・・・
そういえばまともに一緒にキャンプしてないよね、和歌山以来・・・
by yurnet3 (2011-06-16 23:56) 

RICE

いろいろ話したいことはあるけれど、それはまた今度ね。僕も今までいろんなキャンプをしてきたけれど、いろんな形があっていいんじゃないかな?それぞれ目的と求めるものが違うもんね。
by RICE (2011-06-17 02:46) 

yurnet3

>RICEさん
そうですね、いろいろなスタイルがあって然るべきですね!
自分達が楽しいと思えるキャンプが一番ですね~
もちろん他のキャンパーへ迷惑をかけないようにするのは当然ですが。。
by yurnet3 (2011-06-19 20:43) 

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