2012_北海道キャンプツーリング-PART2 [2012北海道-Hokkaido touring]
国設羅臼キャンプ場はたぶん日本で一番危険を伴うキャンプ場じゃないかと。
というのも、ほぼヒグマの行動範囲に人間が入り込んでキャンプするってンだからすごい。
鹿もたくさんいますが、ちょくちょくヒグマの出没警報が出るあたりがリアルにヤバい(笑・・・笑・・・w・・・
でもテント張ってPEG打って焚火しちゃうんだ~\(^o^)/
野付半島を見つつ北上して入った知床半島、根室半島とはまた少し違った郷愁を感じる地。
国道335号は淡々とした海岸線の道、天気が良ければ右手にはずっと国後島が見られる。
今回は曇っていたため国後島を拝むことはできませんでした。あんなに近いのに行けない国後島。
道東にいないと意識することが少ない北方四島も、毎年ここに来ることでいろいろ実感できる。
羅臼の街の道路の広さは異常。4車線分を2車線で使ってる感じ。速度を上げないように注意する。
徐々に暗くなってきたところで道の駅知床らうすに晩飯チェックイン。
とうとう食べますよ、北の幸を!というか、この時間に開いている店を知らないだけとも言う。
純の番屋も何度も足を運んでいるので、観光客らしく道の駅で食べちゃうのもいいんじゃない?と。
で今回私が注文したのはこちら、三色丼。ウニ、いくら、カニの三連コンボ。攻撃力強し!
ここ重要なので写真はデカイの連チャンで使っておきますね。ジュルリしちゃってください!
ここでは持ち帰りのおにぎりをオーダーできます。食べ終わる頃に出来上がる。
去年食べた「うにぎり」が忘れられなかったため今回も注文したが、なんとウニ切れ・・・残念!
おにぎりで500円ってそのヤバさが値段から伝わると思います。具がだってモノホンのウニだもん。
次回はリベンジしたいところです。晩飯後は町内のセイコマで買い出しして山へ上がります。
こういうのは必ず写真を撮らなければなりません。イベントですから!
だいぶ気温も下がって焚火が恋しい時間帯に。これならさすがに野生動物も火には近づかないでしょう・・・
!?
・・・と思ってたらキタキツネが出た。
ビニール袋に異常な執着を示しており、徳ちゃんの靴が入った袋を持っていこうとした。
人からわずか数m、テントの前室部分なのでほんと2~3mのところまで近づいてきた。
これは食材は完全にテントに入れないと危ない。同じく宿泊していたライダーさんからも助言をもらう。
そもそも野生動物の地域に人工的なものを持ち込む人間の方が悪、彼らに味を教えてはいけない。
でも都会からきた観光客が餌をあげているシーンを道中で何度も見かける。
あれは一番やっちゃいけないこと。自分で餌を獲らなくなったキツネは冬を越せないんだと。
ほんの気持ちで餌をあげたら冬を越せなくなると考えたらどうすべきかはわかるはずなんだけどね。
それと去年よりあちこちのキャンプ場でカラスが多い。これはいかがなものかと思う。
たぶんチャラキャン・ファミキャンの食い残しで味を覚えてしまったんでしょう。これも人間の罪悪。
夜の帳がおりて焚火がイイ感じのとろ火に。スノピのランタンも喜んでることでしょう。
ここのキャンプ場には温泉が併設されています。併設という言い方はたぶん間違いですが。
言わずと知れた「熊の湯」、ここの特徴はなんといってもその高温っぷり。45度はかたい。
しかもお湯の温度は民主主義、過半数の入浴者が合意しないと温度を変えられないシステム。
観光客が1票だとすると、地元民は3票くらいのパワーを持ってるというハンデ付き(笑
まずは徳ちゃんとササっくんが先発で温泉へ向かう。ここでは地元民の他にも入浴者がおり、
みんな熱くて入れずに難儀していたところ、地元民(ここでは秋山と呼ぶことにします)が現れ、
「ありゃ、こりゃ少し熱いな!」となったことで少し水を投入できたらしい。筋肉バキバキの秋山恐るべし。
そして交替で第二陣のyurnetとワキくんで風呂へ向かう。運良く貸切!!ザブン!と行くぜ!
と思ったらあぢぢぢぢぢぢ!まったく入れる予感がしない。そうこうしているうちにも、
熱湯がパイプからバンバン投入されてくる。しかし冷水のパイプは接続すらされてないという・・・
これはさすがに裸のままでは風邪を引いちまう!ということで冷水投入を試みる。
バルブをいくつか開けてなんとか冷水投入開始するも、そもそも温度が危険域なので時間がかかる。
水を入れつつ桶でかき混ぜつつ様子を見ること5~10分、闇夜から現れた再び地元民!やっべ!
温泉の供給パイプ外してるし、水をガンガン投入してる・・・でも熱くて入れないから大丈夫だろう・・
と思っていたら現れた的場浩司似の地元民、下をサッと流してあっさりと肩までザブン!~~~
やっべ~かな~・・・と思っていたら的場浩司から話しかけられる。(これはマジでヤバイ!!)
的場「おぅ、おめーらぁ、観光客かぁ?」
yurnet「ハッ、ハイ!!!(汗(汗(汗」
的場「全然熱くねぇだろうぉう?ぬるま湯だぞこれ。アルコール入ってねぇか?」
yurnet「少しだけ・・入ってますね・・・(ほんとはしこたまw)」
的場「ここの湯はなあ、酒のんで入ると『刺さる』んだぞ、ダメだ酒飲んでは~」
刺さる・・・たしかにお湯がビリビリと肌に刺さるように痛い。しかし意を決して入浴。
声を殺して「あ、大丈夫ですねぇ」と強がるワキ君と私。もうね、ほんと熱湯コマーシャルです。
会話がなかなか噛み合わすことができず的場浩司のオンステージ、ワキ君の話はすべて無視(笑
とりあえず事なきを得て熊の湯体験終了。4人が温泉を堪能し終わる頃には23時、夜は長い。
0時過ぎまで道東の素晴らしさと野生動物の恐ろしさを話して就寝に至ります。
翌朝は軽いガスが出ている肌寒いスタート。知床半島は羅臼側とウトロ側で天気が異なる。
もしかしたら今日の知床峠は晴れかも!と淡い期待を抱きつつ撤収にとりかかります。
管理人が去年と変わっていて、よく話しかけてくれる気立てのいい方でした。またお会いしましょう。
今日は同時期に北海道へ来たMATSUさんが稚内へ到達するとのこと、なんとか合流したいところ。
しかし我々のプランでは今夜はサロマ湖界隈に宿泊して、翌日に稚内に至るルーティング。
このままではオホーツク海沿いの道ですれ違うのみで終わってしまう。ということでルート変更。
4人での行動をいったん解除してソロを1泊入れて好きなところへ行くプランを提案、承認される。
まったく初心者キャンパーで初北海道の2人に、ベテランのMATSUさんとのコンタクトは難しいと判断。
オホーツク海沿いには特に見たいものが無かったのも幸いして、今日は一気に稚内へ向かうことに。
普通に考えると一日で移動するような距離ではないことはわかるものの、CBRならそれが可能。
知床峠は予想どおり山に上がると快晴、たぶん最終的に北海道を旅してる間で一番の快晴。
しかし海上には雲も多く国後島は見ることは叶わず。これもリベンジ対象に入れておきましょう。
同行の徳ちゃんはウトロ側の下りでヒグマに遭遇したらしい。
ツキノワグマは昨年路上で遭遇したけど、ヒグマはさすがにヤバイ。もちろん写真は撮れず・・・
この日は羅臼側が晴れ、ウトロ側が曇りという天気。斜里に抜けると若干気温は上昇したものの、
15度前後、今日も寒い移動になりそうな予感。稚内まで370kmなんて青看板が出て少しへこむ。
まあだいたい4時間っしょ!なんて思ってたらこれがなかなか進まないこと進まないこと。
というのも景色が「海を右手に、左に草むら」なのでなかなかワイドオープンできる場所が少ない!
・・・・なんていいつつも、日が沈む前に稚内に入りたいのでここはお約束のキャノンボール。
斜里の広域農道を行く。トラックが邪魔だけど比較対象として残してみた。
国道244号線の1本南にあるド直線、ジェットコースターの丘や北19号にも引けをとらない道だと思う。
ちょくちょく一旦停止があるものの、国道を行くよりはマシ。まっぷるでもオススメカラーになっているが、
林や背の高い雑草地帯を抜けるので今後はライダーが増えてくるとちょっと取り締まりが怖いかも。
280kmを超えても燃料警告灯が点かない。
一瞬ランプが切れたか壊れたかと思ったらこの数km先で点灯したのでちょっとほっとした。
しかし北海道に来るとほんとに燃費がいい。本土だと230km程度で点灯するのにね・・・
加減速も少ないし、速度が高めとはいえ一定が保たれるから本土の+20%くらいの計算でOKです。
時間がないのでファーストフードで昼食に。こちらホタテバーガー、北勝水産にて。
この数日後に貝毒で生ホタテは販売自粛になったらしい。一番濃いところをいただいた!?
小腹を満たしてさらに北上北上、2012年のまっぷるに載っているスタンドも実物は閉鎖もあった。
オホーツク沿岸はリルートがきかないので燃料補給は要。3件あるはずのGSが1件しか無かったり。
1週間も旅していると何曜日かの定休日にあたったりする可能性もあるので旗目当てに無理すると
結構厳しい結果になる可能性があるので、初めての方や土地勘が怪しい方は注意が必要かもです。
しばらく単調な道が続く。たまに現れるアニキもハイペースから一転、隣町で離脱してしまう。
ベクレルを維持できずちょいキャノンでじわじわ寒さに耐えながら進む。
道の駅マリーンアイランド岡島では佐渡から来たチャリダーと出会う。
ニコ動でLIVEしながら走っているとのこと、とてもCBRではLIVEなんかできない。現行犯になっちまう。
あまり見ないニコ動ですが彼のチャンネルは登録して応援していきたいと思っています。
新潟に帰ってくるか、近くを通る時には応援したいなーって思います。ブログを見てくれてたらレスよろ~
夕暮れ迫るオホーツク沿岸ではゆっくりできず、ホットミルクを流し込んですぐにスタート。
この時点で身体は冷えきっており、太陽光も徐々に減ってきているので稚内までラストスパート、
あまり猶予はない状態。再び変わらない拷問のような景色を右手にひたすら北上を続ける。
クッチャロ湖を過ぎると両側に樹林が現れる。夕方は野生動物の移動時間にあたるので速度を抑制。
そんなタイミングでこいつに出会う。しかしキタキツネはどこにでもいるもんだな~・・・・ん??
ただのキタキツネなら毎年見てますが、こんなシーンに会えるとはなかなかの強運です\(^o^)/
なんとか17時に稚内へ到達。要した時間からすると結果的にそんなに速いペースではなかった様子。
北防波堤でMATSUさんと待ち合わせ。
なんでここだけに防波堤があるのかちょっと疑問が湧いたりする。
中では若者がBBQを楽しんでいたり、付近では釣り人も多かった。でも気になったのは大陸の人々。
せっかくの稚内の街にある音をすべてかき消す大声の会話、あれは日本全国どこでも萎えさせてくれる。
大陸の資金に頼らないと成立しない観光業というのも分からないでも無いが、俺的にはお断りだぜ。
そういえばここは去年あたりまで野営できたらしいが、今年からはできなくなったらしい。
どこでもそうだけど、マナーが無い人が増えるとこういう穴場が次々減っていくんですな~。
自分はそういう連中に思われないように気をつけようと、こういうのを見て毎回感じます。
MATSUさんと合流後は温まるために温泉へ。
最北の温泉童夢にて利尻・礼文に沈む夕陽を眺めながらの露天風呂。フェリーも見えたりして絶景でした。
汗を流して(かいてないけど)セイコマで買い出ししたあとはいざキャンプ地へ。
今宵は稚内公園にてキャンプ!アスファルトタイヤを切りつけながら暗闇走り抜けます!
稚内市内を見下ろす高台ですが墓場が近いので苦手な人は苦手なロケーションかもしれませんが、
芝がなかなかGOODで、PEG打ちには最高。デカいキャンピングカーも多く、いい場所なんだろうね。
ここでデジカメの電池が臨終したのでキャンカーから電源を借りる。お礼に青の旗を1つお渡しした。
定年して年金で北海道周ってるんだよ~なんて言ってたけど、そんな贅沢が自分らの定年後には
絶対にあり得ないことはわかっているので、そんな先の希望よりも今を旅しないと
今の会社が何年後に崩壊するかわからないもんね。うちの会社はもうリアルに末期状態に近い。
ま、そんな話はさておいて、MATSUさんとの再会を祝して乾杯。我々が設営を終えて飲み始める頃にはもう周りは寝静まっていたので、芝は避けてアスファルトに設営で距離をかせぐ。まあPEG打てなくても屋根っぽいのがあれば寝られますんであまり影響はありまてーん。MATSUさんのスノピの巨大な焚き火台で火を見て正直になって素晴らしい稚内の夜を過ごす。夜は風もなく、雲が少し出ていたが全般的に静かな夜でした。このキャンプ場は無料だけあって、いろんな人がいましたが、特に「わ」ナンバーのセイガクさんらしきオデッセイがエンジンかけっぱなしでうるさいので少しお説教したくらいでしたでしょうかね。
時折聞こえる船の汽笛が港町を演出してくれていて、ほんといいところまで来たなーと寝袋の中で実感。
翌日は分離した他のチームと15時に宗谷岬で待ち合わせ、それまでフリーなので稚内界隈を散策。
→PART3へ続きます。
というのも、ほぼヒグマの行動範囲に人間が入り込んでキャンプするってンだからすごい。
鹿もたくさんいますが、ちょくちょくヒグマの出没警報が出るあたりがリアルにヤバい(笑・・・笑・・・w・・・
でもテント張ってPEG打って焚火しちゃうんだ~\(^o^)/
野付半島を見つつ北上して入った知床半島、根室半島とはまた少し違った郷愁を感じる地。
国道335号は淡々とした海岸線の道、天気が良ければ右手にはずっと国後島が見られる。
今回は曇っていたため国後島を拝むことはできませんでした。あんなに近いのに行けない国後島。
道東にいないと意識することが少ない北方四島も、毎年ここに来ることでいろいろ実感できる。
羅臼の街の道路の広さは異常。4車線分を2車線で使ってる感じ。速度を上げないように注意する。
徐々に暗くなってきたところで道の駅知床らうすに晩飯チェックイン。
とうとう食べますよ、北の幸を!というか、この時間に開いている店を知らないだけとも言う。
純の番屋も何度も足を運んでいるので、観光客らしく道の駅で食べちゃうのもいいんじゃない?と。
で今回私が注文したのはこちら、三色丼。ウニ、いくら、カニの三連コンボ。攻撃力強し!
ここ重要なので写真はデカイの連チャンで使っておきますね。ジュルリしちゃってください!
ここでは持ち帰りのおにぎりをオーダーできます。食べ終わる頃に出来上がる。
去年食べた「うにぎり」が忘れられなかったため今回も注文したが、なんとウニ切れ・・・残念!
おにぎりで500円ってそのヤバさが値段から伝わると思います。具がだってモノホンのウニだもん。
次回はリベンジしたいところです。晩飯後は町内のセイコマで買い出しして山へ上がります。
こういうのは必ず写真を撮らなければなりません。イベントですから!
だいぶ気温も下がって焚火が恋しい時間帯に。これならさすがに野生動物も火には近づかないでしょう・・・
!?
・・・と思ってたらキタキツネが出た。
ビニール袋に異常な執着を示しており、徳ちゃんの靴が入った袋を持っていこうとした。
人からわずか数m、テントの前室部分なのでほんと2~3mのところまで近づいてきた。
これは食材は完全にテントに入れないと危ない。同じく宿泊していたライダーさんからも助言をもらう。
そもそも野生動物の地域に人工的なものを持ち込む人間の方が悪、彼らに味を教えてはいけない。
でも都会からきた観光客が餌をあげているシーンを道中で何度も見かける。
あれは一番やっちゃいけないこと。自分で餌を獲らなくなったキツネは冬を越せないんだと。
ほんの気持ちで餌をあげたら冬を越せなくなると考えたらどうすべきかはわかるはずなんだけどね。
それと去年よりあちこちのキャンプ場でカラスが多い。これはいかがなものかと思う。
たぶんチャラキャン・ファミキャンの食い残しで味を覚えてしまったんでしょう。これも人間の罪悪。
夜の帳がおりて焚火がイイ感じのとろ火に。スノピのランタンも喜んでることでしょう。
ここのキャンプ場には温泉が併設されています。併設という言い方はたぶん間違いですが。
言わずと知れた「熊の湯」、ここの特徴はなんといってもその高温っぷり。45度はかたい。
しかもお湯の温度は民主主義、過半数の入浴者が合意しないと温度を変えられないシステム。
観光客が1票だとすると、地元民は3票くらいのパワーを持ってるというハンデ付き(笑
まずは徳ちゃんとササっくんが先発で温泉へ向かう。ここでは地元民の他にも入浴者がおり、
みんな熱くて入れずに難儀していたところ、地元民(ここでは秋山と呼ぶことにします)が現れ、
「ありゃ、こりゃ少し熱いな!」となったことで少し水を投入できたらしい。筋肉バキバキの秋山恐るべし。
そして交替で第二陣のyurnetとワキくんで風呂へ向かう。運良く貸切!!ザブン!と行くぜ!
と思ったらあぢぢぢぢぢぢ!まったく入れる予感がしない。そうこうしているうちにも、
熱湯がパイプからバンバン投入されてくる。しかし冷水のパイプは接続すらされてないという・・・
これはさすがに裸のままでは風邪を引いちまう!ということで冷水投入を試みる。
バルブをいくつか開けてなんとか冷水投入開始するも、そもそも温度が危険域なので時間がかかる。
水を入れつつ桶でかき混ぜつつ様子を見ること5~10分、闇夜から現れた再び地元民!やっべ!
温泉の供給パイプ外してるし、水をガンガン投入してる・・・でも熱くて入れないから大丈夫だろう・・
と思っていたら現れた的場浩司似の地元民、下をサッと流してあっさりと肩までザブン!~~~
やっべ~かな~・・・と思っていたら的場浩司から話しかけられる。(これはマジでヤバイ!!)
的場「おぅ、おめーらぁ、観光客かぁ?」
yurnet「ハッ、ハイ!!!(汗(汗(汗」
的場「全然熱くねぇだろうぉう?ぬるま湯だぞこれ。アルコール入ってねぇか?」
yurnet「少しだけ・・入ってますね・・・(ほんとはしこたまw)」
的場「ここの湯はなあ、酒のんで入ると『刺さる』んだぞ、ダメだ酒飲んでは~」
刺さる・・・たしかにお湯がビリビリと肌に刺さるように痛い。しかし意を決して入浴。
声を殺して「あ、大丈夫ですねぇ」と強がるワキ君と私。もうね、ほんと熱湯コマーシャルです。
会話がなかなか噛み合わすことができず的場浩司のオンステージ、ワキ君の話はすべて無視(笑
とりあえず事なきを得て熊の湯体験終了。4人が温泉を堪能し終わる頃には23時、夜は長い。
0時過ぎまで道東の素晴らしさと野生動物の恐ろしさを話して就寝に至ります。
翌朝は軽いガスが出ている肌寒いスタート。知床半島は羅臼側とウトロ側で天気が異なる。
もしかしたら今日の知床峠は晴れかも!と淡い期待を抱きつつ撤収にとりかかります。
管理人が去年と変わっていて、よく話しかけてくれる気立てのいい方でした。またお会いしましょう。
今日は同時期に北海道へ来たMATSUさんが稚内へ到達するとのこと、なんとか合流したいところ。
しかし我々のプランでは今夜はサロマ湖界隈に宿泊して、翌日に稚内に至るルーティング。
このままではオホーツク海沿いの道ですれ違うのみで終わってしまう。ということでルート変更。
4人での行動をいったん解除してソロを1泊入れて好きなところへ行くプランを提案、承認される。
まったく初心者キャンパーで初北海道の2人に、ベテランのMATSUさんとのコンタクトは難しいと判断。
オホーツク海沿いには特に見たいものが無かったのも幸いして、今日は一気に稚内へ向かうことに。
普通に考えると一日で移動するような距離ではないことはわかるものの、CBRならそれが可能。
知床峠は予想どおり山に上がると快晴、たぶん最終的に北海道を旅してる間で一番の快晴。
しかし海上には雲も多く国後島は見ることは叶わず。これもリベンジ対象に入れておきましょう。
同行の徳ちゃんはウトロ側の下りでヒグマに遭遇したらしい。
ツキノワグマは昨年路上で遭遇したけど、ヒグマはさすがにヤバイ。もちろん写真は撮れず・・・
この日は羅臼側が晴れ、ウトロ側が曇りという天気。斜里に抜けると若干気温は上昇したものの、
15度前後、今日も寒い移動になりそうな予感。稚内まで370kmなんて青看板が出て少しへこむ。
まあだいたい4時間っしょ!なんて思ってたらこれがなかなか進まないこと進まないこと。
というのも景色が「海を右手に、左に草むら」なのでなかなかワイドオープンできる場所が少ない!
・・・・なんていいつつも、日が沈む前に稚内に入りたいのでここはお約束のキャノンボール。
斜里の広域農道を行く。トラックが邪魔だけど比較対象として残してみた。
国道244号線の1本南にあるド直線、ジェットコースターの丘や北19号にも引けをとらない道だと思う。
ちょくちょく一旦停止があるものの、国道を行くよりはマシ。まっぷるでもオススメカラーになっているが、
林や背の高い雑草地帯を抜けるので今後はライダーが増えてくるとちょっと取り締まりが怖いかも。
280kmを超えても燃料警告灯が点かない。
一瞬ランプが切れたか壊れたかと思ったらこの数km先で点灯したのでちょっとほっとした。
しかし北海道に来るとほんとに燃費がいい。本土だと230km程度で点灯するのにね・・・
加減速も少ないし、速度が高めとはいえ一定が保たれるから本土の+20%くらいの計算でOKです。
時間がないのでファーストフードで昼食に。こちらホタテバーガー、北勝水産にて。
この数日後に貝毒で生ホタテは販売自粛になったらしい。一番濃いところをいただいた!?
小腹を満たしてさらに北上北上、2012年のまっぷるに載っているスタンドも実物は閉鎖もあった。
オホーツク沿岸はリルートがきかないので燃料補給は要。3件あるはずのGSが1件しか無かったり。
1週間も旅していると何曜日かの定休日にあたったりする可能性もあるので旗目当てに無理すると
結構厳しい結果になる可能性があるので、初めての方や土地勘が怪しい方は注意が必要かもです。
しばらく単調な道が続く。たまに現れるアニキもハイペースから一転、隣町で離脱してしまう。
ベクレルを維持できずちょいキャノンでじわじわ寒さに耐えながら進む。
道の駅マリーンアイランド岡島では佐渡から来たチャリダーと出会う。
ニコ動でLIVEしながら走っているとのこと、とてもCBRではLIVEなんかできない。現行犯になっちまう。
あまり見ないニコ動ですが彼のチャンネルは登録して応援していきたいと思っています。
新潟に帰ってくるか、近くを通る時には応援したいなーって思います。ブログを見てくれてたらレスよろ~
夕暮れ迫るオホーツク沿岸ではゆっくりできず、ホットミルクを流し込んですぐにスタート。
この時点で身体は冷えきっており、太陽光も徐々に減ってきているので稚内までラストスパート、
あまり猶予はない状態。再び変わらない拷問のような景色を右手にひたすら北上を続ける。
クッチャロ湖を過ぎると両側に樹林が現れる。夕方は野生動物の移動時間にあたるので速度を抑制。
そんなタイミングでこいつに出会う。しかしキタキツネはどこにでもいるもんだな~・・・・ん??
ただのキタキツネなら毎年見てますが、こんなシーンに会えるとはなかなかの強運です\(^o^)/
なんとか17時に稚内へ到達。要した時間からすると結果的にそんなに速いペースではなかった様子。
北防波堤でMATSUさんと待ち合わせ。
なんでここだけに防波堤があるのかちょっと疑問が湧いたりする。
中では若者がBBQを楽しんでいたり、付近では釣り人も多かった。でも気になったのは大陸の人々。
せっかくの稚内の街にある音をすべてかき消す大声の会話、あれは日本全国どこでも萎えさせてくれる。
大陸の資金に頼らないと成立しない観光業というのも分からないでも無いが、俺的にはお断りだぜ。
そういえばここは去年あたりまで野営できたらしいが、今年からはできなくなったらしい。
どこでもそうだけど、マナーが無い人が増えるとこういう穴場が次々減っていくんですな~。
自分はそういう連中に思われないように気をつけようと、こういうのを見て毎回感じます。
MATSUさんと合流後は温まるために温泉へ。
最北の温泉童夢にて利尻・礼文に沈む夕陽を眺めながらの露天風呂。フェリーも見えたりして絶景でした。
汗を流して(かいてないけど)セイコマで買い出ししたあとはいざキャンプ地へ。
今宵は稚内公園にてキャンプ!アスファルトタイヤを切りつけながら暗闇走り抜けます!
稚内市内を見下ろす高台ですが墓場が近いので苦手な人は苦手なロケーションかもしれませんが、
芝がなかなかGOODで、PEG打ちには最高。デカいキャンピングカーも多く、いい場所なんだろうね。
ここでデジカメの電池が臨終したのでキャンカーから電源を借りる。お礼に青の旗を1つお渡しした。
定年して年金で北海道周ってるんだよ~なんて言ってたけど、そんな贅沢が自分らの定年後には
絶対にあり得ないことはわかっているので、そんな先の希望よりも今を旅しないと
今の会社が何年後に崩壊するかわからないもんね。うちの会社はもうリアルに末期状態に近い。
ま、そんな話はさておいて、MATSUさんとの再会を祝して乾杯。我々が設営を終えて飲み始める頃にはもう周りは寝静まっていたので、芝は避けてアスファルトに設営で距離をかせぐ。まあPEG打てなくても屋根っぽいのがあれば寝られますんであまり影響はありまてーん。MATSUさんのスノピの巨大な焚き火台で火を見て正直になって素晴らしい稚内の夜を過ごす。夜は風もなく、雲が少し出ていたが全般的に静かな夜でした。このキャンプ場は無料だけあって、いろんな人がいましたが、特に「わ」ナンバーのセイガクさんらしきオデッセイがエンジンかけっぱなしでうるさいので少しお説教したくらいでしたでしょうかね。
時折聞こえる船の汽笛が港町を演出してくれていて、ほんといいところまで来たなーと寝袋の中で実感。
翌日は分離した他のチームと15時に宗谷岬で待ち合わせ、それまでフリーなので稚内界隈を散策。
→PART3へ続きます。