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2012_北海道キャンプツーリング-PART1 [2012北海道-Hokkaido touring]

今年も行ってきました北海道キャンプツーリング!2012年はこれまでで初の反時計回りで大きく一周してきました。
小樽から入り一気に道東へ抜け、根室半島・知床半島を経由して稚内、
そして稚内から美瑛・富良野、支笏湖からニセコへ周り、小樽から帰るプランでした。
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家から数分の新潟港から出発、天気は快晴、申し分ない天気だが、気温が高い!30度超え?!
ここで冬ジャケで行くか夏ジャケで行くかの判断に鈍りが生じる。
この気温で冬ジャケを着ていくほど寒いわけないだろう~?と思ってしまい、夏ジャケを選択。
同行の徳ちゃんは宅急便で冬ジャケを我が家に送っておき、新潟で着替えるパターン。
夏でも北海道は冬ジャケにしといた方がいいって!」と言ってる自分が新潟の気温に負けて夏ジャケ。
さてこれは吉と出るか凶と出るか、ではいざ出発です。

新日本海フェリーは10時30分出発、90分前の到着が必要ですが、
いろいろ経験してくると出港30分前でも予約と支払いをしていればなんとかなることも判明。
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余裕の到着でさっさと乗船、バイクは15台程度といったところでしたでしょうか。
家から港まで数分のためにパッキングして、乗船と同時に網棚にあげるためにパッキング解除・・・
このあたりが港の近くに住んでいるとありがたい反面、旅風情が盛り上がらない原因(笑

ちなみに新日本海フェリーでの二等寝台はツーリストBと名称変更しており、
それに伴い他の部屋も名称が変わっているので(まだ慣れないからか)しっくり来ない。
二等の雑魚寝だけは眠れない危険が伴うのでそのひとつ上のツーリストBが最低ライン。
二段ベッドでも混雑期で無ければだいたい上も横も空いているので安心。
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乗船後、すぐに風呂に入りさっぱり!そしてすぐにお約束のサッポロクラシック。
これが無いと始まらないし、終わらない。風物詩的なもんですかね~。
海上は少し風があるものの、波は凪、快適な航海が予想されるとのアナウンス。
かもめと戯れつつ、しばしの非現実に胸を踊らせる。今年もこの瞬間がやってきた。
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今回の同行者は3人、まずは去年一緒に旅した徳ちゃんCB1300SF、
そして初のキャンプツーリング、初のロングツーリング、初の北海道ツーリングという
三拍子揃ったササっくんDAYTONA675、それに函館から合流してくる免許取りたてのワキくんCB400SS、
ワキ君にいたっては免許より先に車両が届き、北海道ツーリングの1週間前に免許を取得。
これはどんな旅になるのか想像がつきませんが、アシスト次第で十分楽しめるでしょう。

航海は順調、しかし船内の活気は皆無。言い方に問題はあるが、はっきり言って老人ホーム状態。
船内でしばし時間を過ごすものの、まったく若い人を見かけない。
言われてみれば出港前にバイクを乗船させた時もかなり極端な車種構成、
石を投げればハーレーかビーマーに当たる状態だったかもね、ビクスク3人衆とかいたけど。
年齢構成は60代以上が80%という状態。我々20~30代は他には見当たらない。これって旅する年齢に変化が起きてるってことでしょうか?若者はネットで仮想世界へ、年寄りは豊富な財力と無限の時間でバブった旅、その中間である30代前後がほとんどいないというのはいかがなものでしょうか。旅のスタイルが変わったとはいえ、船旅の良さを知らないのはもったいないんだぜ。飛行機バビーンでは味わえない船上で思いを馳せる北の大地はいいものです。IMGP5303.jpg
こんな夕陽を見られるのも船旅の良さでもあります。

船内では特筆すべきことはないまま、いよいよ小樽上陸。アナウンスによれば若干寒い。
15度は寒い、これは寒い。しかも少しガスっているということで更に寒く感じる。

下船すると函館から来て待ち受けていたワキ君と合流。再会を祝いつつ、旅の始まりに気を引き締める。
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初めての積載にしてはなかなかのクオリティ。これなら長距離・高速にもOKかな。
ネットの力で事前にいろいろ調べていたらしく、DIYもしっかりした作りでした。
まさか背もたれまで装着してくるとはなかなかのおセルシーですこと。CBRも見習って欲しい(?)
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さて、今日は一気にバビーンと道東を目指します。涼しいうちに札幌を抜けたい。
ということで北海道ではあまり使わない高速道を駆使して一気に夕張へ抜ける。
リアルに高速移動するのであれば一般道と速度が変わらないからといってケチるべきではない。
同じ速度だとしても「たかが移動」に際しての安全度が違う。安心はカネで買うしかない。

フルに高速を使えば池田あたりまで一気に抜けられるものの、初心者のワキ君の運転を見るため、
日勝峠を抜けるルートを選択、夕張で降りて国道274号に出る。日高から十勝へ抜ける。
交通量も少ないので、樹海を眺めなが自気持ち良い速度で峠を抜けていきます。ここで問題。
初心者のワキ君は「寝かせるのが怖い」とのことで、コーナリング速度に問題発生。
直線は60km/h+アルファでも、コーナーで40km/hまで減速されると先が厳しい・・・ということで
ここでライディングについて休憩の都度に少しずつ指導をしつつ東へ向かうことに。
事故を起こしては元も子もないと自覚があって、直線ばかりの北海道で自制できている初心者で嬉しい。
よいライダーになってもらうべくじっくり教えていきたいと思う。
とはいえ、タイヤを信用して寝かせることに恐怖感があるのは最初は仕方ないことなので、
長い先を見越してペースはワキ君に合わせることに。徐々に速度は上がるはず(との読み)
CB1300SFかCBRのどちらかが先頭かしんがりに付くことでペースコントロール。

デイトナ675は本土ではあり得ない速度域で水を得た魚状態で北の大地に順応しているようでした。
行ったことが無い人に日勝峠の素晴らしさを表現するのは難しい。ゴチャゴチャした市街地を抜け、
いつホワイトナイトが潜んでいるかに怯えてアクセルを開ける必要なんてない。全域全開可・・・
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日勝峠を抜けたところで昼食に。まっぷるにも載っている清水ドライブイン。
ここはたしか2回目の来訪になります。晴れた時の十勝平野は最高の景色。
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ふと外を見て十勝平野で癒される。さてまだ初日、まだまだドキドキは収まらないんだぜ!
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ここからは一般道、高速道と変わらない他車のペースにやはり本土基準だと焦る。
軽トラも80ベクレル以上で流しているので切り替えが大変。その代わり、気を抜けば免許とおさらば~
しばらくは一般車に抜かれるペースが続く。しかし初心者に80ベクレルアベレージは厳しい。

今日は移動日と割りきっている日なので観光地はほとんどパス。とりあえず地図を見て2か所選択。
去年行きそこねたシゲチャンランドオンネトーをインサイト。阿寒湖を抜けて道東に至る道で、
基本ルートからあまり逸脱せずに見られる観光地ということで。
さてさてオンネトー、天気(空の色)によって湖面の色が変わるとのことでしたが、今日は。。。
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エメラルドグリーンの湖面でした。もうちょっと太陽光があったら違ったかもね。5分ばかりの滞在でした。
そして次に向かったのはシゲチャンランド。去年行けなかったのもあってリベンジ的な意味合いでしたが、
今年もなんと定休日にあたってしまう。しかし外から見てだいたい園の様子が分かったのでOK・・・
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シゲチャンらしき人物が中を掃除していたようだが「見ていくか?」と声をかけてくることはなかった。

今日は阿寒湖を抜けて屈斜路湖まで進みます。初日に一気に道東へ向かうのも悪くないね。
気分がすぐに北海道らしくなりますので。道南では味わえませんからね、この隔世感は。
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雌阿寒岳、雄阿寒岳が美しい阿寒横断道路を行く。
道内では珍しいタイトコーナーが続くのでワキ君のペースがガタ落ちするものの、
1台の観光バスがペースメーカーになり意外と安全に弟子屈方面へ向かいます。
地図でも「スピード注意」とあるので毎年通る時には気をつけている直線ですが、パッシングをもらう。
案の定、街に入る手前で進行方向に鋭角に駐車している白黒車両。レーダーですね~。
基本的に40の標識と50の標識を+10程度に抑えておけばほぼ取り締まりは回避可能。
最近の流行は市街地を抜けて50の標識が解除になったところでの取り締まり、ガバ開けすれば
標識から100mもあればベクッ!ベクッ!一瞬でボンネビル状態。最近の注意は市街地の出口、かな。

弟子屈に入ったところで早めの晩飯と夜の買い出しです。燃料補給も済ませて旗もゲット。
食事が出来るところを探していると摩周駅にイケてる定食屋を発見。入ってみることに。
これが大当たり!見てくださいなこの豚丼。東京で食べたら5万円はかたい(?)
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移動距離は400km、ストレスがないと400kmでもあまり疲れない。今日は屈斜路湖畔にペグ打ちです。
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設営はさておき、とりあえずこれ。
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落ち着いたところで温泉へ。今年はあまり熱くなかった。
あとで知った話ですが、屈斜路湖畔のキャンプ場は2012年の営業は8月末まで
そして2013年は1年休業とのこと、何やら区画整理か何か分からないが工事で1年閉鎖するらしい。
8月以降、そして2013年北海道ツーリングを企画する際には道東の拠点がひとつ無いことに注意。
おそらくライダーハウスも含めて両サイドのキャンプ場が使えないと思った方がいいかもしれない。
国設の管理人さんから仕入れた情報なので信用度は高い。でも屈斜路湖界隈は他の宿もあるからね。
道東めぐりの拠点の場所であることは変わらないわけで。
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温泉のすぐ脇は湖です。不思議でしょ~??隣接しちゃってるんです。混浴無料ですお。
風呂あがりは炭火でジンギスカン、事前に4人で持ち物分担していたので焚火も安心。
一人で全部持つと大変ですからね、分業していると荷物量も減らせます。さてジュージューとね♪
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セイコマのジンギスカンはなんでこんなに美味しいんだろうか。普段は肉を避ける自分もこれは納得。
画像は無いものの、北海道初日の思い出を語りつつ、マシュマロ焼いたりして初日はおとなしく終了。
心地良い疲れと静かな夜、幻想的なガスってる空が灼熱の新潟を忘れさせてくれる。
思ったより気温が上がらず寒めの夜でしたが、本土でいう10月後半くらいの気温でしたね。
灼熱でゴミゴミした都市部を離れてペグ打ってるだけで幸せな時間を噛み締める。そして翌朝に。

2日目は霧多布観光チーム屈斜路湖でもう1回朝風呂入っちゃうチームに別れます。
yurnetは朝風呂入っちゃうチーム。どう考えても霧多布は寒い!バイクで走れる砂浜も魅力的だけど、
CBR様に荷物満載で砂浜を走れる技量を持っていないことは明らかだもん・・・
朝風呂をひとしきり楽しんだあと、ゆっくり撤収して出発です。パイロット国道から厚床へ抜ける。
道はまさに「THE 道東」まったくストレスフリーで淡々と待ち合わせポイントの「落石」へ向かう。
落石はですね、北の国からの蛍が医者と駆け落ちしたところです。根室にアクセスするなら寄りたい。
ということで2時間程度で到着。霧多布チームはだいぶ早く出発したのにまだ到着していない。
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服装を見ていただけますでしょうか・・・ダウンとカッパを着ている二人、そう、寒いんです。
もうこれ以上着る服がない!夏ジャケで大後悔!後悔してももう遅い。服を売ってる店もない!絶望!
後悔したく無い人は道東を目指すならヒートテック、冬ジャケは何月であろうと必須ですね。
気温が15度あっても体感温度は5度くらい下がるわけで、そこらへんは新潟の灼熱に騙されちった・・・

30分ほど待つと霧多布チームが合流、昼食に合わせて根室の納沙布岬を目指します。
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この時点で気温13.6度、あ、あの~7月中旬ですよ?これは寒い、非常に寒い・・・///←萌えてないw
先人に聞く話では霧が多く、あまり多くは見られないと聞いていましたが、運良く景色は見える。
しかし寒い!かもめが寂しく鳴く漁村はなんていうんだろうか、寂しい雰囲気を増長させてる。
東京でバリバリやってるような人ってこういう所に住んだら息が詰まって死んじゃうんだろうな。
ちょっと都会で飼い殺されたyurnetにもあの閉塞的な雰囲気はちょっと厳しかったね・・・かもめがね・・・

昼食は岬にある鈴木食堂へ。地図にも載ってました。結果を先に言うとこれは大当たり。
本土ではこの時期1尾1,500円する秋刀魚を刺身で丼にして食べちゃう、これ究極の贅沢です。
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ニーカーナハサキです(花咲ガニ)、水槽から食卓へ・・・と行きたいところですが、
「時価」の表現にビビってしまう小市民でした。今回は生さんま丼と花咲ガニの鉄砲汁をオーダー。IMGP5397.jpgIMGP5401.jpgIMGP5402.jpg
本土では臭みが気になることもある秋刀魚、この丼でいただけることに幸せを感じます。
これは根室に行かなきゃ食べられないよね・・・最高すぎます。サーセーン。

今夜の宿は国設羅臼キャンプ場なので、根室を早々に後にして野付半島を右手に見ながら北上します。
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道中立ち寄った新しくできていた道の駅に立ち寄って北方領土について勉強です。
領土問題は政治家の力が大きく影響するなーってパネルがたくさんありました。
知人の中では一人だけ熱心に某与党を支持していた人がいましたが、
今の尖閣・竹島の政府の対応、それでもやっぱり・・・「マンッセー!!!!」ってなってるのかな。
・・・お花畑だからね、インターステートハイウェイだもんね・・・子ども手当だもんね・・・うんうん、わかるよ・・・

ここではササっくんが北19号と開陽台へ、yurnetは途中までお付き合いしてベクリマクリスティアーノ。
ササっくん以外の3台で知床を目指します。これまたいつ鹿飛び出すか怖い国道335号を行く。

道中、室蘭ナンバーの道民ライダーにえげつない抜き方をされて少し血圧が上がったものの、
同行者のことを考えてぐっと堪えました。でも10分持ちませんでした・・・よかろう、ベクろう。
一気に頂点を指すタコメーター、オレンジのLEDがけたたましく光る!!
しかし数kmも走ると市街地に入ってしまったのでとりあえず大きな気持ちでリリースすることに。

そして今年もやってきた知床半島、例によって地元民と触れ合う熊の湯ではまたネタが・・・

PART2へ続く・・・

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