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2011北海道ツーリングレポート-PART2 [2011北海道-Hokkaido touring]

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<DAY3>

稚内の楽しい夜は過ぎ、翌朝はなでしこJAPANの試合からスタート。
かなり朝早い段階から1Fから歓声とため息が聞こえてくるので少しイラッとはしたものの、
国民的イベント(ミーハー?)であるからして、こりゃ仕方ない。というか一緒に盛り上がろう!

ということで優勝が決まったと同時に皆さん一気に出発準備にとりかかる。
このライハをベースにして利尻だったか礼文だったかに渡る人もいるようだ。
我々は稚内を後にして道東方面へ向かう。海沿いにサロマ湖、網走、知床のルートもいいが
今回は少し内陸に入ることに。結果として通ったルートはこちら。かなりのワインディング。

大きな地図で見る
内地と違って峠の一つ一つが50kmだの80kmだのあるのが北海道。
道志みちのようにナイトに怯えながら微妙なオレンジカットでチマチマ走るのではない。
あ、そもそもオレンジなんて無かったわ。塗料節約でぜ~んぶ点線ですもの・・・

今日はまず宗谷岬へ。道道889号線から宗谷丘陵へ上がり、広大な景色を堪能。
遠くに見える風車が霧と相まってナウシカのセカイがかぶる。
最北端の地では観光客が少ない朝のうちに大胆な写真を撮ろうと画策。
ここは必殺「お撮りしましょうか」で自分も撮ってもらう作戦が使えないので、ゴリラポッド撮影。
IMGP0858.jpgIMGP0857.jpg

今回もよく撮れた。観光バスが来るとこうは撮れない。やっぱりここにバイクを並べないとね。
雪が降るシーズンは飛行機、夏はバイクで来るのが北海道!でっかいどう!
駐車場からはちゃんとエンジンを止めてバイクを持っていくのが最低限のマナーね。
戻りが微妙な坂で息が上がりつつも大満足の写真撮影。最北端の地に降り立つ。
気が置けないライダー仲間(後輩だけど)とバイクで降り立つ最北端、これ以上の悦があろうか。

そして最北端の地を後にして、南下開始。R238で猿払方向へ走りだす。
道は快適そのもの、まったく不満がない。水平線、地平線が見えて草原が視界を覆う。
(猿払)パーキングシェルターが活躍する季節を想像しながら、快適速度を維持。
このあたりから速度モードが北海道モードに本格的に切り替わる。
アクセルを開けることをためらわない。持っている能力を解放する。
まるで制限速度はないようだ。(60km/hだけどネ)

ここでまっぷるで気になる表記「観光地化されていない穴場」とのこと。これは行っておこう。
内陸に入るついでなので距離は大した影響がない範囲と判断。国道よりはいいだろう。
こちらクローバーの丘クッチャロ湖を望むロケーション。
ほんとに鳥のさえずりと風の音しか聞こえず、大自然に溶け込める。
IMGP0875.jpgIMGP0870.jpg

IMGP0877.jpg
クッチャロ湖と牧場しかない。素朴だけど美しい。
北海道上陸2日目、天気もすっかり晴れモード。こりゃ走るだけで気持ちいい。
そんな折、空の雲が撮りたくなって立ち止まった瞬間。美深の手前だったかな。
IMGP0882.jpg
絶望的なほど広大すぎる空。隙間から見る空とは違って
眼球の守備範囲で対応できないほどパノラマ。雲だけでも大きすぎてカメラに収まらない。
絶望的な広さで、伝えきれないのが残念。適当な言葉が見当たらないほど。

R275頓別国道へ入り、中頓別で道道120号線へ展開。歌登を通って更に上徳志別へ抜ける。
道中の天の川トンネルは涼しくていっときの清涼。高速ワインディングも長すぎると疲れる。
センターだけ減ってしまうよりタイヤをまんべんなく使えるのもいいかな、とも思いつつ。

120号線の終点は道道49号線との分岐、ここには美深トロッコ王国
昔何かのテレビで見たが、実際に乗れるらしいので乗ってみることに。
待ち時間が無ければ往復30分のイベントとして楽しめるが、今回は運悪く出発したばかり。
仕方なく交差点にある喫茶店で昼食にすることに。ここでは羊肉カレー羊乳ソフトをいただく。
羊と山羊は全然違う。羊はまったく臭みがない純国産、大都会のスーパーの中国産とは違うのだ。
IMGP0887.jpgIMGP0884.jpg
カレーとアイスで900円という良心的料金設定。都会なら1,500円は取られる味。
ちょうど店の窓から見える道道49号線に蜃気楼が立ってきれいだったので思わず1枚。
一眼レフだったらかっこ良く撮れたんだろうな~なんて思いつつ、WG-1の性能限界・・・
IMGP0886.jpg
そして昼食ついでに待つこと40分、我々の番が回ってきましたよ。
パッセンジャーシート兼ドライバーシートという簡素な作り。エンジンは50ccでしょうかね?
排気量というか、むしろ肩掛けの草刈機って感じでしょうか。
座席は地主には厳しいチャリサドル。サスがないので衝撃を尻肉で受け止める。
これは立ち乗りも辞さないレベル。そのままだとツーリング続行に不安を生じてしまう・・・
IMGP0897.jpgIMGP0898.jpg
今回の写真の中で最高傑作の呼び声高い(自称)
フロントショットとバックショット。まさに森の中を進む!といった感じに撮れました。IMGP0893.jpg
ダァ閉ありあ~す。ダァ閉まっておりやぁ~す。
駆け込み乗車はおやめくださぃ~「出発ゥ進行~」※乗員1、乗客1

川を陸橋で越えたりしますよIMGP0904.jpg
IMGP0892.jpg
あーーーー!もう絶望的に夏!夏!夏!
通常往復30分程度なのに、最後尾スタートだったので写真撮ったり動画撮ったりやりたい放題。

廃線になった線路は草ぼうぼうでしたが、WILDで楽しかったです。脱線する可能性も・・・あり?!
道中にはトラクターが横断する一時停止や、小川の陸橋があったり
減速・加速ミッションもあるちょっとしたアトラクション。
これはほんとに子供連れでも楽しめるいいアトラクショ・・・ん?
降りてみたら昨夜稚内で一緒に飲んだタケトム君がファミリーでいるではありませんか。
この広い北海道で、稚内から3時間も離れた土地で15時間後に遭遇するとはなんたる偶然。
IMGP0906.jpg
タケトムファミリー(来年には東京にいるんでしょうから今のうちに楽しんでね!)

タケトムファミリーの出発進行を見送ったのち、再び東へ向かうことに。
ここからも道道を通って東を目指す。思ったより時間を食ってしまいこの時点で14時近い。
今宵の宿は当初予定していた北見のつつじ公園キャンプ場を諦め、遠軽へ向かうことに。
遠軽に泊まれば翌日の動きがだいぶラクになる計算。層雲峡を諦めることとした。
同時に気になっていたシゲチャンランドも次回へパスすることに決定。
幌内越峠を越え珊瑠(サンル)を通って下川町、道道101号線に乗り換えて南下。
岩尾内湖(ダム)の眺望を楽しみつつ、どんどん標高を上げ、猪滑岳(1345m)を越える。
まっぷるに「GS無し、交通量皆無のワインディング」となっているだけあって、
30kmで数台しかすれ違わず、同じ方向に向かう車両は徳ちゃんしかいなかった(笑
ということでvado先生の登場。動画は音と映像を編集してもらって倍速に仕上げました。

この直後に小熊に遭遇するも映像にも写真にも収められず。
10年北海道ツーリングしてても会えないらしいのでなかなか貴重な経験をしたのでしょう。
とりあえずこれで北海道の野生動物、鹿、キタキツネ、はおさえたぜ!

スノーシェッド内は若干WETだったりしたものの気持ちいいワインディングで滝上に抜ける。
ここで怖いのは人間ではなくて予告なく横断する野生動物に他ならない。
滝上では小休止。水分補給のため、道の駅滝上(たきのうえ)で休憩。
ここの道の駅は本当施設がひどい。軽く休みたいだけなのに、休憩室が2F、しかも何もない。
情報端末は読み込みが遅すぎてまったく使い物にならない。携帯かまっぷるの方が早い。
幸いにして雨雲も近くにはないようなので、写真だけ撮って出発。かぶりものは全クリしないとね。
IMGP0909.jpg
ここから遠軽までもなかなかのワインディング。
既にごちそうさま状態。荷物フルパックでのワインディングは思ったより体力を消費している。
しかし最後の気合いで遠軽まで50分で辿り着く。太陽はまだまだ沈まない余裕がある。

遠軽ではキャンプを選択。徳ちゃんには初めてのキャンプ。太陽の丘キャンプ場へIN。
初めてがいきなり北海道キャンプ。なんて贅沢な奴だ・・・・もちろん貸切である。
とりあえずすぐにテントを設営してバイクを身軽にしたところで、買い出しついでに街へ降りる。
銭湯をさがすと、遠軽駅前のバスターミナルの裏に銭湯を発見。ここで運命の飲み物に出会う。
内地では飲めないいろはすハスカップ!これが絶妙にうまい!北海道ならでは~
DVC00847.jpg

内地でも売って~

徳ちゃん初めてのペグ打ち、貸切なので静かすぎて不安になったみたいですが、
慣れてくると誰もいないサイトの良さがわかるんだぜー!それが一番イイ!
今日は軽く洗濯したり時間を有効に使えるほど余裕があるペグ打ちになりました。
IMGP0912.jpg
セイコマで買い出したお一人様用のお惣菜をツマミに宴会。IMGP0915.jpg
ランタンに照らされるサッポロクラシック・・・うめーんだこれがIMGP0917.jpg
夜は本当に静かで暗い。ふと見上げれば満天の星。
点滅しないのにすごい速度で空を横切る物体。人工衛星だねありゃ。
降ってくるほどの星空は自分も久しぶりでしばし感動に浸るものの、その後月が上って終了・・・
会社のどうしようもない連中のDARKなネタでも話そうと思っていたがすっかり毒が抜けた。。。
火は無いけど、北海道の自然でちっちぇ~ことは忘れちまったぜ。ウン、いい夜だった。

<DAY4>
身体がどんどん野生化してくるのを感じる。一番分かりやすいのは「起床時間
IMGP0919.jpg
周囲は濃霧に囲まれていて、テントにも夜露がビッシリ。
これは乾かす時間が欲しいので出発が遅れちゃうな~(涙
洗濯物もまったく乾かなかったので今日は太陽が上がったら干しながら走るか~
IMGP0923.jpg
細かいことは気にせず、とにかく朝飯にすることに。
yurnetセレクトは「限定やきそば弁当ポテチ味(スープ付)」これがヂャンキーなのよまた。
パサパサ感、粉の多さ、どれをとってもジャンクフードたる資質を兼ね揃えている。
新潟のゆとり君なんて喜んで毎日食べてしまうであろう味。ちなみに500kcalオーバー。
量的、カロリー的にも満足する食事であったが、脂質についてはまったく考慮しない前提でw

今朝はテントが乾くまで数時間を要したが、なんとか9時過ぎには出発できた。

ルートも含めてDAY4の様子は次回PART3へ続く・・・
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コメント 6

れーさま

 yurnet的考え方をすれば一眼レフ(=インドア)より生の両眼(=実体験)じゃないでしょうか?実際のその場所はとっても素晴らしかったんだと思います。

トロッコ写真はバックショットがGOODです!

by れーさま (2011-07-25 23:35) 

yurnet3

>れーさま
実体験を限りなく記録に残せるのは一眼だと思っています。
でもやっぱり肉眼は超えられないですよね(^ー^)v
映像や写真にその時の気温や湿度、匂いは付けられないですもんね

お褒めに預かり恐縮です~
by yurnet3 (2011-07-25 23:39) 

鍛造

楽しさが伝わる良い写真ばかりだぁ。
by 鍛造 (2011-07-27 00:30) 

yurnet3

>鍛造さん
PART4書いてる途中ですのでレス早いっすよ俺☆
楽しさを伝える!感動は誰かと分かち合わなければ感動にならない!
ってinto the wildの主人公が達観してました。

どんだけカメラに凝ってても誰も理解してくれない写真や
HDDの肥やしだと寂しいですよね・・・
by yurnet3 (2011-07-27 00:50) 

鍛造

HDDの肥やし!?ギクッ!

by 鍛造 (2011-07-28 00:58) 

yurnet

>たんぞーさん
最近blogの方がおろそかじゃありせんこと?オホホ
by yurnet (2011-07-28 01:40) 

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